プログレッシブバックアップフォルダの設定
共有データベースのプログレッシブバックアップを有効にしてプログレッシブバックアップファイルに使用するフォルダへのパスを指定します。プログレッシブバックアップは 5 分間隔で実行されます。
-
プログレッシブバックアップフォルダはデフォルトデータベースフォルダ、バックアップフォルダ、追加のデータベースフォルダ、または「Scripts」フォルダの親またはサブフォルダにすることはできません。[構成] > [一般設定] タブの [データベースフォルダにあるデータベースを自動的に開く] 設定が有効になっている場合、FileMaker Server が起動するときにデフォルトデータベースフォルダ内のデータベースを開くことが試行されます。
-
フォルダの設定を変更する前に、選択したフォルダのすべてのアクセス権と必要条件が満たされていることを確認してください。有効なフォルダのヒントを参照してください。
プログレッシブバックアップフォルダを指定するには:
-
[構成] > [フォルダ] タブをクリックします。
-
[プログレッシブバックアップ] を [有効] に設定します。
-
[プログレッシブバックアップフォルダパス] で [変更] をクリックします。
-
新しいプログレッシブバックアップフォルダの完全パスを入力します。パスの長さは最大 255 文字です。
-
Windows: パスが
filewin:/
で始まりスラッシュ (/
) で終わることを確認します。例:
filewin:/[ドライブ文字]:/[フォルダ名]/
-
macOS: パスが
filemac:/
で始まりスラッシュ (/
) で終わることを確認します。例:
filemac:/[ボリューム名]/[フォルダ名]/
-
Linux: パスが
filelinux:/
で始まりスラッシュ (/
) で終わることを確認します。例:
filelinux:/[ボリューム名]/[フォルダ名]/
-
-
[保存] をクリックします。
メモ
-
共有データベースが配置された場所とは別のハードドライブ上にあるプログレッシブバックアップフォルダを指定してください。プログレッシブな変更は共有データベースに書き込まれる変更とほぼ同時にプログレッシブバックアップフォルダに書き込まれる可能性があるため、2 つの異なるハードドライブを使用するとサーバーパフォーマンスが向上する場合があります。
-
プログレッシブバックアップフォルダで最初のバックアップファイルを作成することはサーバーパフォーマンスに影響する可能性があります。一度プログレッシブバックアップの設定を指定した後に変更することは避けてください。プログレッシブバックアップ設定に変更を加えた場合、FileMaker Server ですべての共有データベースの完全バックアップを作成する必要があります。
-
稀なケースですが、FileMaker Server がインストールされているマシンの時計が保存間隔よりも頻繁に変更された場合、プログレッシブバックアップが失敗することがあります。FileMaker Server は、プログレッシブバックアップに協定世界時 (UTC) を使用するので、タイムゾーンや夏時間の変更はプログレッシブバックアップに影響しません。
-
「パスが無効です。」というエラーが表示された場合は、一般的な問題の「追加のデータベースフォルダまたはバックアップフォルダへのパスが有効でない」セクションを参照してください。