Get (領域監視イベント)
[領域監視スクリプトを構成] スクリプトステップで指定されたスクリプトが実行される原因となったイベントを返します。
構文
Get (領域監視イベント)
引数
なし
戻り値のデータタイプ
テキスト
起点バージョン
16.0
説明
イベントによって [領域監視スクリプトを構成] スクリプトステップで指定されたスクリプトが実行された場合、この関数は次を返します:
- 領域監視名
- iOS または iPadOS デバイスが監視対象の領域に入るまたは出るときのタイムスタンプ
タイムスタンプはカスタム App の設定に基づいてカスタム App が作成されたロケールまたはシステムロケールのいずれかを使用して書式設定されます。
- デバイスが監視対象領域に入った場合は「1」、それ以外の場合は「0」を返します。
各監視のイベントは次の書式で古いイベントから時系列で表示されます:
<領域名>
<タイムスタンプ>; <1 または 0>
<タイムスタンプ>; <1 または 0>
<タイムスタンプ>; <1 または 0>
メモ
- FileMaker Go が中断している間にユーザが監視対象領域を出入りした場合は、FileMaker Go が復帰したときに通知が配信されます。このため、Get (領域監視イベント) 関数は複数の値を返すことがあります。
例 1
次の例ではカスタム App は [領域監視スクリプトを構成] スクリプトステップを使用して iBeacon の領域を監視しています。監視の名前は BeaconMonitor です。スクリプトではダイアログボックスを使用して監視対象領域に出入りするデバイスに関する情報を表示します。
カスタムダイアログを表示 ["新しいデバイスが検出されました" ; Get (領域監視イベント)]
この例では、カスタム App はドイツロケールで作成され、FileMaker Go はシステム設定を使用しています。iOS または iPadOS デバイスが 2019 年 1 月 27 日午前 10:45 に領域に入り数時間後に出た場合は、ダイアログボックスに次の情報が表示されます。
BeaconMonitor
27/1/2019 10:45 AM;1
27/1/2019 1:26 PM;0