ユーザ、グループ、およびアクセス権 (Linux)

このセクションでは、データベースを手動でアップロードする場合に必要な操作について説明します。

インストールの際に、FileMaker Server は fmserver ユーザと fmsadmin グループを作成します。fmsadmin グループには共有データベースに対する [読み/書き] アクセス権が必要です。これらのグループのユーザがデータベースを編集できるようにグループアクセス権を変更する必要があります。

デフォルトでは、次の操作は FileMaker Server をインストールした Linux ユーザアカウントのみが実行できます:

  • コマンドラインから FileMaker Server を手動で操作する

  • 「FileMaker Server」フォルダにファイルを追加する、またはファイルを取り除く

  • FileMaker Server のデフォルトデータベースフォルダまたはバックアップフォルダに保存されている FileMaker Pro データベースにアクセスする

メモ  ただしサインインが有効であればいずれのユーザも FileMaker Server Admin Console にアクセスできます。

FileMaker Server とデータベースファイルの操作を他のユーザアカウントに許可するには、Linux コマンドラインの usermod コマンドを使用して fmsadmin グループに追加できます。管理アクセス権を使用してサインインする必要があります。

重要  次の手順は Linux コマンドラインに精通している上級ユーザにのみお勧めします。

Linux コマンドラインを使用してグループにユーザを追加するには:

  1. ターミナルアプリケーションを起動します。

  2. 次のコマンドを入力します:

    sudo usermod -a -G fmsadmin <ユーザ名>

    <ユーザ名> にはグループに追加する既存のユーザの名前を指定します。

共有データベースに対するグループのアクセス権を変更するには:

  1. メインのデータベースフォルダ、またはオプションの追加のデータベースフォルダにデータベースファイルを配置します。

  2. ターミナルアプリケーションを起動します。必要に応じて cd コマンドを使用してパスを設定します。

  3. 次のコマンドを入力します:

    sudo chmod g+rw <ファイル名>

    <ファイル名> はデータベースの名前です。

ファイルまたはフォルダにサーバーのグループを使用するには:

  1. ターミナルアプリケーションを起動します。必要に応じて cd コマンドを使用してパスを設定します。

  2. 次のコマンドを入力します:

    chown <ユーザ名>:fmsadmin <ファイル名>

    <ユーザ名> はファイルを所有するユーザの名前、<ファイル名> はデータベースの名前です。