ユーザ、グループ、およびアクセス権 (macOS)

このセクションでは、データベースを手動でアップロードする場合にのみ必要な操作について説明します。

インストールの際に、fmserver ユーザと fmsadmin グループが作成されます。fmsadmin グループには、FileMaker Server で共有する FileMaker Pro データベースに対する読み/書きアクセス権が必要です。fmsadmin グループのメンバーがデータベースを編集できるようにグループアクセス権を変更する必要があります。

デフォルトでは、次の操作は FileMaker Server をインストールした macOS ユーザアカウントのみが実行できます:

  • コマンドラインから FileMaker Server を手動で操作する

  • 「FileMaker Server」フォルダにファイルを追加する、またはファイルを取り除く

  • FileMaker Server のデフォルトデータベースフォルダまたはバックアップフォルダに保存されている FileMaker Pro データベースにアクセスする

メモ  ただしサインインが有効であればいずれのユーザも FileMaker Server Admin Console アプリケーションにアクセスできます。

FileMaker Server とデータベースファイルの操作を他のユーザアカウントに許可するには、macOS Server Admin ツールを使用して fmsadmin グループに追加できます。管理アクセス権を使用してログインする必要があります。Server Admin ツールのマニュアルを参照してください。

ターミナルアプリケーションを使用してユーザを追加するには、次の手順も参照できます。

重要  次の手順はターミナルアプリケーションに精通している上級ユーザにのみお勧めします。管理アクセス権を使用してログインする必要があります。

ターミナルアプリケーションを使用して fmsadmin グループにユーザを追加するには:

  1. ターミナルアプリケーション (/アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル) を起動します。

  2. コマンドラインで次のコマンドを入力します:

    sudo dseditgroup -o edit -a ユーザ名 -t user fmsadmin

    ユーザ名には、fmsadmin グループに追加する既存のユーザの名前を指定します。

FileMaker Server で共有するデータベースファイルのグループアクセス権を変更するには:

  1. /FileMaker Server/Data/Database/ フォルダ、またはオプションの追加のデータベースフォルダにデータベースファイルを配置します。

  2. ターミナルアプリケーションを起動し、必要に応じて cd コマンドを使用してパスを設定します。

  3. コマンドラインで次のコマンドを入力します:

    chmod g+rw <ファイル名>.fmp12

    <ファイル名> はデータベースの名前です。

ファイルまたはフォルダのグループを fmsadmin グループに変更するには:

  1. ターミナルアプリケーションを起動し、必要に応じて cd コマンドを使用してパスを設定します。

  2. コマンドラインで次のコマンドを入力します:

    chgrp fmsadmin <ファイルパス>

    例: chgrp fmsadmin dbfile.fmp12