トランザクション復帰

トランザクションで変更されたすべてのレコードを元の状態に戻して現在のトランザクションを終了します。

オプション 

  • [条件] を選択すると、真と評価された場合のみトランザクションを復帰します。

  • [エラーコード] を選択すると、提供されたコードの範囲が 5000 から 5499 の場合に Get (最終エラー)Get (最終エラー詳細)、および Get (最終エラー位置) のカスタムエラーコードを返します。

  • [エラーメッセージ] を選択すると、エラーコードが提供されてコードの範囲が 5000 から 5499 の場合に Get (最終エラー詳細) および Get (最終エラー位置) のカスタムエラーメッセージを返します。

互換性 

製品

サポート

FileMaker Pro

はい

FileMaker Go

はい

FileMaker WebDirect

はい

FileMaker Server

はい

FileMaker Cloud

はい

FileMaker Data API

はい

カスタム Web 公開

はい

起点バージョン 

19.6.1

説明 

[トランザクション復帰] は:

  • アクティブなレコードを終了する

  • 適切なトリガをアクティブにする

  • ネストされたトランザクションで使用する以外は、[トランザクションを開く] と [トランザクション確定] 間のみ許可されます (トランザクションを開くを参照してください)。その他の場合は、エラー 3 (「コマンドが使用できません」) が返されます。

[トランザクション復帰] を実行すると:

  • 一致する [トランザクション確定] ステップに移動する

[トランザクション復帰] を実行しても:

  • 自動入力増分シリアル番号は復帰しない

  • [テーブルデータを削除] は復帰しない

  • OnRecordRevert スクリプトトリガはアクティブにならない

例 1 

トランザクション内のレコードを復帰します。

コピー
トランザクションを開く []
    フィールド設定 [資産::説明 ; "説明テキスト"]
    トランザクション復帰 []
トランザクション確定

例 2 

条件が一致した場合にトランザクション内のレコードを復帰します。

コピー
トランザクションを開く []
    フィールド設定 [資産::説明 ; "説明テキスト"]
    トランザクション復帰 [条件: 1]
トランザクション確定

例 3 

トランザクション内のレコードを復帰してカスタムエラーを返します。

コピー
トランザクションを開く []
    フィールド設定 [資産::説明 ; "説明テキスト"]
    トランザクション復帰 [エラーコード: 5001 ; エラーメッセージ: "カスタムエラーのテキスト"]
トランザクション確定