エラーログ設定

現在のファイルのスクリプト実行中にエラーをログするかどうかを制御します。

オプション 

  • [オン] を指定すると、スクリプトエラーログの記録を開始します。ファイルを閉じるか、または [オフ] オプションを指定してこのスクリプトステップを実行するまでは、現在のファイルのすべてのスクリプトエラーがログに記録されます。

  • [オフ] を指定すると、スクリプトエラーログの記録を停止します。

  • [カスタムデバッグ情報] は、スクリプトエラーログの記録時に評価される式です。このオプションを使用すると、問題のデバッグに役立つ追加情報が出力されます。

互換性 

製品 サポート
FileMaker Pro はい
FileMaker Go はい
FileMaker WebDirect はい
FileMaker Server はい
FileMaker Cloud いいえ
FileMaker Data API はい
カスタム Web 公開 いいえ

起点バージョン 

18.0

説明 

このスクリプトステップの実行後に、現在のファイル内のスクリプトによって最初のスクリプトエラーが発生するとログファイルが作成されます。スクリプトステップからゼロ以外のエラーコードが返されるたびに、このログファイルにエントリが追加されます。ログファイルがすでに存在している場合は、エントリはそのログファイルに追加されます。

ログファイルの各行にはタブ文字で区切られた情報が次の順序で出力されます:

ログエントリの情報

メモ

タイムスタンプ

エラー発生時のクライアントの日付と時刻。

データベースセッション番号

スクリプトが実行されているセッションの ID。

ファイル名

スクリプトが含まれているファイルの名前。

アカウント名

スクリプトを実行したアカウント。

スクリプト名 [スクリプト索引]

索引はスクリプトワークスペースのスクリプトパネルでのスクリプトの位置です (1 から始まります)。

ステップ名 [行番号]

 

エラーコード

FileMaker エラーコードを参照してください。

カスタムデバッグ情報

 

メモ 

  • このスクリプトステップを実行するには、ユーザまたはスクリプトに完全アクセス権が必要です。スクリプトの作成と編集を参照してください。

  • FileMaker Pro と FileMaker Go の場合、ログファイルは「ScriptErrors.log」という名前でユーザのドキュメントフォルダに作成されます。

  • FileMaker Server の FileMaker スクリプトエンジン、Web 公開エンジン (FileMaker WebDirect 用)、および FileMaker Data API で実行されるスクリプトの場合、スクリプトエラーログは次の 2 つの方法で制御されます:

    • スクリプト内のこのスクリプトステップ

    • サーバー管理者がサーバー上でスクリプトログをオンにする

    スクリプトでエラーを記録するには両方ともオンにする必要があります。

    スクリプトエラーログファイルの名前と場所、および FileMaker Server Admin Console でスクリプトログをオンにする方法については、FileMaker Server ヘルプを参照してください。

例 1 

スクリプトエラーログをオンにし、問題のデバッグのために変数とフィールドの現在の値を追加します。

コピー
エラーログ設定 [オン ; カスタムデバッグ情報:"索引: " & $Counter & ", 主キー: " & テーブル::主キー]

最初のエラーが発生すると、「ScriptErrors.log」ファイルには次の情報が記録されます:

コピー
2024-01-22 09:43:04.552 -0800   @1   Inventory.fmp12   Admin   Process records [42]   データファイルから読み取る [7]   100   索引: 7, 主キー: 20E190F3-67A8-4DCF-94CF-A5EA72971FFC