データファイルに書き込む

オープンデータファイルにデータを書き込みます。

オプション 

  • [ファイル ID] は、オープンデータファイルのファイル ID を指定する数式です。[データファイルを開く] スクリプトステップを参照してください。
  • [データソース] は、ファイルに書き込むデータを格納するフィールドまたは変数です。
  • [書き込み] は、FileMaker Pro ファイルで使用されるデフォルト UTF-16 (リトルエンディアン) 文字エンコードまたは UTF-8 を使用してファイルにデータを書き込みます。データソースがオブジェクトデータの場合、このオプションは無視され、データはバイナリとして書き込まれます。
  • [改行を追加] は、ファイルに書き込まれたデータの終わりに改行文字を追加します。

互換性 

製品 サポート
FileMaker Pro はい
FileMaker Go はい
FileMaker WebDirect いいえ
FileMaker Server はい
FileMaker Cloud はい
FileMaker Data API いいえ
カスタム Web 公開 はい

起点バージョン 

18.0

説明 

ファイルの読み取り/書き込み位置にあるデータは、データソースのデータにより上書きされます。[データファイルの位置を設定] スクリプトステップを参照してください。

このスクリプトステップが一度に書き込むことができるデータの最大サイズは 64 MB です。書き込むデータが 64 MB よりも大きい場合は、このスクリプトステップを複数回実行して、毎回 64 MB 未満のデータを書き込むようにします。

メモ 

  • 書き込むデータの量が 64 KB 未満の場合にパフォーマンスが最適になります。

例 1 

オープンデータファイル (ID が 2) に、変数の内容とその後に続く改行を UTF-8 エンコードテキストとして書き込みます。

コピー
データファイルに書き込む [ファイル ID: 2 ; データソース: $variable ; 書き込み: UTF-8 ; 改行を追加]

例 2 

ドキュメントフォルダに「change.log」ファイルが存在しているかどうかを確認し、存在していない場合には「change.log」ファイルを作成し、「アクティビティ::トランザクション」フィールドのデータをファイルの先頭に書き込み、ファイルを閉じます。

コピー
変数を設定 [$file ; 値: Get (ドキュメントパス) & "change.log"]
ファイルの存在を取得 [「$file」; ターゲット: $fileExists]
If [not $fileExists]
    データファイルを作成 [「$file」 ; フォルダを作成: オフ]
End If
データファイルを開く [「$file」; ターゲット: $fileID]
データファイルに書き込む [ファイル ID: $fileID ; データソース:アクティビティ::トランザクション ; 書き込み:UTF-8 ; 改行を追加]
データファイルを閉じる [ファイル ID: $fileID]

例 3 

フィールドのデータを、「dates.txt」という名前のファイルの特定の位置に書き込みます。スクリプトの実行前に、このファイルには 2024-11-30 が含まれており、「テーブル::月」フィールドには 12 が指定されています。スクリプトの実行後は、このファイルには 2024-12-30 が含まれます。

コピー
データファイルを開く [「dates.txt」; ターゲット: $fileID]
データファイルの位置を設定 [ファイル ID: $fileID ; 新しい位置: 5 ]
データファイルに書き込む [ファイル ID: $fileID ; データソース: テーブル::月 ; 書き込み: UTF-8]
データファイルを閉じる [ファイル ID: $fileID]