RAG アカウント設定

エンドポイントと API キーを指定して RAG アカウントを設定します。

オプション 

  • [RAG アカウント名:] ではこの RAG アカウントに名前を割り当てます。この名前は他の RAG 関連のスクリプトステップおよび関数でこのアカウントを参照するために使用されます。名前は任意の計算テキスト式を使用することができます。現在のファイルに複数の RAG アカウントを設定する場合は、それぞれ固有のアカウント名にする必要があります。

  • [エンドポイント:] では使用する API エンドポイントの URL を指定します。エンドポイントをスラッシュ (/) で終わるテキスト式として指定します。たとえば、FileMaker Server に付属の AI モデルサーバーの場合、"https://myserver.example.com/llm/v1/" で、myserver.example.com はドメイン名または IP アドレスです。

  • [API キー:] ではこのキーに関連した RAG スペースの使用を許可するキーを指定します。FileMaker Server Admin Console で、サーバー管理者はこのオプションで使用する API キーを作成できます。FileMaker Server ヘルプの AI API キーの作成を参照してください。

  • [SSL 証明書の検証] では [エンドポイント:] で指定されたサーバーの SSL 証明書を検証します。このアカウントを使用するスクリプトステップで証明書が検証できない場合、ユーザはそのまま接続するかキャンセルしてこのスクリプトステップをスキップするかを選択できます。証明書が検証できず、[エラー処理] スクリプトステップが [オン] に設定されている場合、このアカウントを使用するスクリプトステップはサーバーが使用不可の場合と同様に動作します。

互換性 

製品 サポート
FileMaker Pro はい
FileMaker Go はい
FileMaker WebDirect はい
FileMaker Server はい
FileMaker Cloud はい
FileMaker Data API はい
カスタム Web 公開 はい

起点バージョン 

22.0

説明 

このスクリプトステップで設定する検索拡張生成 (RAG) アカウントは現在のファイルでのみ使用できます。ファイルを閉じると、RAG アカウントの設定は消去されます。この RAG アカウントを使用するには、[RAG 処理を実行] スクリプトステップおよび GetRAGSpaceInfo 関数を参照してください。

例 1 

ローカルエンドポイントを持つ my-rag-account という名前の RAG アカウントを設定します。

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RAG アカウント設定 [RAG アカウント名: "my-rag-account" ; エンドポイント: "https://myserver.example.com/llm/v1/" ; API キー: "eyJhb..." ; SSL 証明書の検証]

例 2 

グローバルフィールドに格納されたリモートエンドポイントおよび API キーを使用して運用環境の RAG アカウントを設定します。

コピー
RAG アカウント設定 [RAG アカウント名: "my-rag-account" ; エンドポイント: "https://myserver.example.com/llm/v1/" ; API キー: グローバル::RAG API キー ; SSL 証明書の検証]