Web ビューアで JavaScript を実行
Web ビューアで JavaScript 関数を実行します。
オプション
- [オブジェクト名:] は、Web ビューアオブジェクトの名前です。オブジェクトの名前付けを参照してください。指定しない場合、アクティブな Web ビューアが使用されます。
- [関数名:] は、実行する JavaScript 関数の名前です。この名前では大文字と小文字が区別されます。
- [引数:] は、JavaScript 関数に渡す 1 つ以上のオプションのテキスト引数です。順番を変更するには、引数をドラッグします。
互換性
製品 | サポート |
FileMaker Pro | はい |
FileMaker Go | はい |
FileMaker WebDirect | はい |
FileMaker Server | いいえ |
FileMaker Cloud | いいえ |
FileMaker Data API | いいえ |
カスタム Web 公開 | いいえ |
起点バージョン
19.0
説明
このスクリプトステップは、Web ビューアで Web ページによってロードされる JavaScript コードの関数を実行し、JavaScript 関数の完了を待機します。JavaScript 関数によって返される値はすべて無視されます。
JavaScript から FileMaker スクリプトを実行するには、Web ビューアで JavaScript を使用したスクリプト作成を参照してください。
メモ
- JavaScript 関数が実行されている間、ユーザは操作のキャンセル、または他の処理を実行することはできません。
- このスクリプトステップでは、どのレイアウトオブジェクトにフォーカスがあるかは変更されません。フォーカスを Web ビューアに変更するには、[オブジェクトへ移動] スクリプトステップを使用します。
- このスクリプトステップの実行時に Web ビューアが Web ページのロードを完了していない場合、JavaScript 関数は実行されず、Get (最終エラー) 関数はエラーを返します。Web ビューアが Web ページをロードしない場合、閉じたポップオーバーの中にある、パネルコントロールの最前面パネルにない、レイアウトの表示可能領域にない、などの理由で Web ビューアがまだ表示されていない可能性があります。
- FileMaker WebDirect の場合:
- このスクリプトステップは、Web ビューアの Web ページが FileMaker WebDirect Web ページのオリジンと同じである場合のみ機能します。Web ビューアで JavaScript を使用したスクリプト作成を参照してください。
- ユーザは Web ビューアをクリックしてフォーカスすることはできません。そのため、[オブジェクト名:] オプションを指定するか [オブジェクトへ移動] スクリプトステップを最初に使用する必要があります。そうでない場合はこのスクリプトステップはエラーを返します。
例 1
「カレンダー」という名前の Web ビューアで、引数を指定せずに JavaScript 関数の showForm を実行します。
Web ビューアで JavaScript を実行 [オブジェクト名: "カレンダー" ; 関数名: "showForm"]
例 2
ボタンバーの各セグメントで次のスクリプトを実行するように設定し、実行する JavaScript 関数のコマンドを指定するために異なる FileMaker スクリプト引数値を渡します。スクリプトは「WebViewer」という名前の Web ビューアで processCommand 関数を呼び出し、FileMaker スクリプト引数と現在の日付を引数として JavaScript 関数に渡します。
Web ビューアで JavaScript を実行 [オブジェクト名: "WebViewer" ;
関数名: "processCommand" ;
引数: Get (スクリプト引数), Get (日付)]