詳細なファイル修復オプションの設定
FileMaker Pro では、ファイルを修復するときに特定のデフォルト設定が使用されます。これらの設定は損傷したファイルを修復するときに変更できます。
詳細修復オプションを設定するには:
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[ファイル] メニュー > [修復...] を選択します。
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修復するファイルを選択して、[選択] をクリックします。
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[修復後のファイル名] ダイアログボックスで、[詳細オプションの使用] を選択します。
FileMaker Pro では現在のアプリケーションが起動されてから初めてこのダイアログボックスが表示された場合にはデフォルトの修復オプションが選択された状態、または現在のアプリケーションの起動後の最新の設定が選択された状態の [詳細修復オプション] ダイアログボックスが表示されます。
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FileMaker Pro で新しいファイルを生成するためのオプションを 1 つ選択します。
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1 つまたは複数の追加オプションを選択して、スキャンおよび新しいデータベースの再構築の方法を定義します。
選択 |
目的 |
デフォルト |
ファイルブロックをそのままコピーする |
修復されたファイルのすべてのファイルブロックをコピーします。これには損傷したブロックが含まれている可能性があります。 |
オフ |
論理構造をコピーする (最適化コピーと同じ) |
ブロックの検査をしないで元のデータをすべてコピーし、修復されたファイルでツリー構造を再構築します。 |
オフ |
ブロックをスキャンし、ファイルを再構築する (無効なブロックをドロップ) |
修復したファイルには、損傷していない、そして重複していないブロックだけを含めます。 |
オン |
新しいファイルが生成された後、スキャンが実行され、次の手順で選択するオプションにしたがって新しいデータベースが再構築されます。
選択 |
目的 |
デフォルト |
レコードのデータをスキャンし、フィールドやテーブルを再構築する (スキーマ) |
ファイルのスキーマを再構築します。このオプションは、すべてのレコードおよびフィールドデータを強制的にスキャンします。 メモ すべてのレコードおよびフィールドデータをスキャンするには時間がかかりますが、見つからないフィールドやテーブル定義を再作成する唯一のオプションです。ファイルの無効な場所にフィールドやレコードがある場合、このオプションでのみこれらを検出して取り除くことができます。 |
オン |
スクリプト、レイアウトなどをスキャンし、再構築する (構造) |
ファイルの構造を再構築します。 ファイルに格納されたテーマのロケールがディスクにインストールされたテーマと一致する場合、FileMaker Pro はファイルに格納されている同じバージョンのテーマまたはそれ以降のバージョンのテーマを更新します。あらかじめ定義されているテーマとあらかじめ定義されているテーマに基づいたカスタムテーマも更新されます。 |
オン |
フィールド索引の再構築 [すぐに] または [後で] を選択 |
ファイルの修復のときにフィールド索引を再構築するか、後で索引が必要になったときに再構築します。 |
オン、すぐに |
キャッシュした設定を削除する |
ページフォーマット、印刷設定、レイアウトの書式の詳細、およびファイル内のすべてのテーブルに対するインポートとエクスポートの順序、最近のソート、最後の対象レコード、メールの送信を含むもっとも最近使用した設定を取り除きます。(ただし、保存されている設定は修復されます。) |
オン |
起動スクリプトとレイアウトをバイパスする |
ファイルを開くときに通常使用するスクリプトまたはレイアウトをバイパスします。(ファイルオプション内で作成された、OnFirstWindowOpen または OnWindowOpen スクリプトトリガが設定されたスクリプトは無効となり、FileMaker Pro でファイルを開くときに使用される空白のレイアウトが作成されます。) このオプションを選択すると修復プロセスの最後に完全アクセス権を持つアカウントおよびパスワードを入力するように求められます。 |
オフ |
同じアプリケーションの実行中に、次回ファイルを修復するときにもこれらの設定を使用するには、[修復後のファイル名] ダイアログボックスで [詳細オプションの使用] を選択したままにしておきます。これらの設定を変更するには、[修復後のファイル名] ダイアログボックスで [詳細オプションの使用] を選択したままにし、[指定...] をクリックします。
FileMaker Pro のデフォルトの修復の設定に戻すには、[詳細オプションの使用] を選択解除します。
メモ
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[起動スクリプトとレイアウトをバイパスする] が選択されている場合、次の条件のいずれかが合致するとバイパスは許可されません:
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ユーザがログインに 3 回失敗した場合
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アカウントカタログが損傷している場合
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管理者アカウントが見つからない場合
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ファイルの修復の設定を変更し、ダイアログボックスをバイパスするスクリプトを使用するように切り替えた場合、FileMaker Pro はユーザが設定したオプションではなく、デフォルトのファイル修復オプションを使用します。ただし、ダイアログボックスを使用してファイルを修復するように戻すと、変更された設定は復元されます。
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レイアウトだけをバイパスしてファイルを開く場合は、[ファイルブロックをそのままコピーする] および [起動スクリプトとレイアウトをバイパスする] を選択して、他のオプションは選択解除します。