Lookup
リレーションシップグラフのリレーションシップを使用して、ソースフィールドの内容を返します。
構文
Lookup (ソースフィールド {; エラー時の式})
引数
ソースフィールド
- ルックアップ値の取得元のフィールド
エラー時の式
- 任意の式
中カッコ { } 内の引数はオプションです。
戻り値のデータタイプ
テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプ、オブジェクト
起点バージョン
7.0
説明
ルックアップに失敗した場合は、オプションのエラー時の式
の結果が返されます。
この関数を使用してソースフィールドの内容にアクセスするには、ソースフィールドが含まれるテーブルと計算フィールドが関連している必要があります。Lookup 関数を使用する計算式が、強制的に非保存計算となることはありません。
例 1
あるデータベースファイルに、「従業員」と「所属」という 2 つのテーブルがあり、次のデータが含まれています。
「従業員」テーブル
所属 ID |
従業員 |
100 |
鈴木良太 |
200 |
橋本秀樹 |
300 |
木村里香 |
「所属」テーブル
所属 ID |
所属名 |
Code |
100 |
Apple |
91234 |
100 |
Apple |
82345 |
200 |
Claris |
95054 |
「従業員」テーブルと「所属」テーブルは、数字フィールド「所属 ID」を使用して関連しています。「従業員」テーブルで定義されている計算式「所属名 = Lookup (所属::所属名 ; "見つかりません")
」は、最初のレコードに対しては「Apple」、2 番目のレコードに対しては「Claris」、3 番目のレコードに対しては「見つかりません」を返します。