LookupNext
一致および関連する値がない場合、ソースフィールドの次に小さいまたは大きい値を返します。
構文
LookupNext (ソースフィールド ; 後方/前方フラグ)
引数
ソースフィールド
- ルックアップ値の取得元のフィールド
後方/前方フラグ
- 関連するレコードが検索されなかった場合に、次に小さい/大きい値で一致するレコードの値を使用するかどうかを指定する前方
または後方
のキーワード
戻り値のデータタイプ
テキスト、数字、日付、時刻、タイムスタンプ、オブジェクト
起点バージョン
7.0
説明
リレーションシップグラフのリレーションシップを使用して、ソースフィールド
に指定した値を返します。LookupNext は、Lookup と同様に、ルックアップに失敗した場合は、後方/前方フラグ
の指定に従って、次に小さい/大きい値で一致するレコードのソースフィールド
の値が返されます。
この関数を使用してソースフィールド
の値にアクセスするには、ソースフィールドが含まれるテーブルと計算フィールドが関連している必要があります。LookupNext 関数を使用する計算式が、強制的に非保存計算となることはありません。
メモ
- LookupNext は、関連テーブルが ODBC データソースである場合は「?」を返します。
例 1
数種の商品を出荷し、出荷コストが重量の幅に基づくものとします。LookupNext 関数を使用し、1 つの商品に適用される出荷料金を検索します。1 つの商品の重量は、最大重量と正確に一致しない場合があり、次に大きい値を検索するため、Lookup 関数ではなく後方
フラグ付きの LookupNext を使用します。
あるデータベースファイルに「項目」と「出荷コスト」という 2 つのテーブルがあり、次のデータが含まれています。
「項目」テーブル
項目 |
重さ |
料金ルックアップ |
電気スタンド |
8 |
|
椅子 |
22 |
|
机 |
60 |
|
ベッド |
120 |
|
「出荷コスト」テーブル
料金コード |
最大重量 |
A |
25 |
B |
50 |
C |
100 |
D |
150 |
2 つのテーブルは、重量および最大重量で関連付けられています。計算フィールドの料金ルックアップは、料金ルックアップ = LookupNext (出荷コスト::最大重量 ; 後方)
により定義されます。
料金ルックアップ計算フィールドは、25、25、100、および 150 を、レコード 1 から 4 について返します。その後、料金ルックアップを使用し、正確な料金コード (A、A、C、および D) を取得します。
項目 |
重さ |
料金ルックアップ |
電気スタンド |
8 |
25 |
椅子 |
22 |
25 |
机 |
60 |
100 |
ベッド |
120 |
150 |