FileMaker Data API ソリューションの設計
FileMaker Data API は、FileMaker Server または FileMaker Cloud の共有データベースにアクセスするための REST API を提供します。FileMaker Data API を使用すると、コードで次の操作が可能になります:
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製品情報および共有データベースの名前などのホストに関する情報の取得。「メタデータの取得」を参照してください。
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スクリプト名、レイアウト名、またはレイアウトメタデータ (フィールド名、値一覧名、および値一覧の内容) などの共有データベースに関する情報の取得。「メタデータの取得」を参照してください。
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共有データベースへのログインまたはログアウト。「データベースへの接続の確立または接続解除」を参照してください。
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レコードの作成、編集、複製、削除、取得、またはレコードの範囲の取得。「レコードの操作」を参照してください。
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検索の実行。「検索の実行」を参照してください。
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グローバルフィールドの値の設定。「グローバルフィールドの値の設定」を参照してください。
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FileMaker スクリプトの実行。「FileMaker スクリプトおよび FileMaker Data API」を参照してください。
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オブジェクトフィールドへのデータのアップロード。「オブジェクトデータのアップロード」を参照してください。
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外部 FileMaker テーブルのデータへのアクセス。「外部データソースへのログイン」を参照してください。
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レコードまたはレコードの範囲の取得時における応答データへの別のレイアウトの使用。「単一のレコードの取得」、「レコードの範囲の取得」、および「検索の実行」を参照してください。
次の機能は FileMaker Data API 呼び出しでは直接サポートされていません:
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スクリプトトリガのアクティブ化
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ホストのファイルシステムに関する情報 (例: Get (テンポラリパス)) やスクリプトトリガに関する情報に依存する場合のテーブルスキーマの計算関数 (計算フィールドなど)
ただし、これらの FileMaker の機能は FileMaker Data API 呼び出しによって実行されるスクリプトではサポートされます。これらはサーバーサイドスクリプトで、[サーバー上のスクリプト実行] スクリプトステップで実行されるスクリプトと同様に動作します。これらは FileMaker Data API 呼び出しとは別のプロセスで実行されます (FileMaker Pro ヘルプの「FileMaker Server および FileMaker Cloud でのスクリプトの実行」を参照してください)。
FileMaker Data API は FileMaker Pro に表示されるフィールドデータではなく、データベースに保存されているフィールドデータを返します。