Apple School Manager への学校データのアップロード

Claris Connect には CSV ファイル形式の学校データを Apple School Manager に安全にアップロードできる Apple School Manager コネクタが含まれています。このプロセスには 2 つの主なステップがあります:

  1. SFTP クライアントを使用して一連の CSV ファイルを含む ZIP ファイルをアップロードします。このステップで Claris Connect フローをトリガします。

  2. フローがトリガされると、Claris Connect は ZIP ファイルを Apple School Manager に転送します。このステップはフロー内のアクションです。(このステップの一環として、データが必要に応じて ASM 形式に変換されます。)

このドキュメンテーションでは次のことを説明します:

SFTP を使用した学校データのアップロードについて

次の場合、SFTP を使用して Apple School Manager にアップロードする必要があります:

  • SIS が現在 Apple School Manager でサポートされていない。

  • SIS がないが、現在のシステムから学校データをインポートしたい。

SFTP のアップロードにはサードパーティの SFTP クライアントをインストールする必要があります。Claris Connect および Apple School Manager はそれぞれ、そのクライアントで SFTP アップロードの構成に使用する固有の URL および資格情報を生成します。キーベースの認証にパブリックキーを使用することもできます。

サポートされるデータファイル形式

学校データファイルは次のいずれかの形式である必要があります:

  • Apple School Manager CSV

  • OneRoster 1.1 CSV

Apple School Manager には学校データ用のこれらのテンプレートが含まれています。

テンプレート 内容
Students 学生アカウント情報
Staff 教師のアカウント情報などのスタッフアカウント情報
Courses コースの定義
Classes コースおよび教師の情報
Rosters クラス、学生、および場所の情報
Locations 場所の情報

Apple School Manager での SFTP の設定、テンプレートのダウンロードおよび使用の詳細については、この Apple サポート記事を参照してください。

OneRoster は学校データの交換用のオープン標準規格です。学区が OneRoster の規格を導入している場合は OneRoster を使用します。OneRoster CSV ファイル形式の詳細については、「CSV Format」セクションを参照してください。OneRoster ファイルを Apple School Manager にアップロードする場合に必要なファイル:

  • manifest.csv

  • org.csv

  • courses.csv

  • users.csv

  • enrollments.csv

  • classes.csv

Claris Connect のファイルアカウントについて

Claris Connect で、SFTP クライアントを使用してファイルをアップロードするためのファイルアカウントを作成します。ファイルアカウントは現在 SFTP ユーティリティを使用する Apple School Manager ユーザのみ利用できます。このユーティリティには ZIP ファイルをファイルアカウントにアップロードするときに実行されるトリガが含まれます。

アカウントを作成すると、パスワード認証用のホスト URL および資格情報を生成、またはキーベースの認証用にパブリックキーを入力できます。この情報は SFTP クライアントを設定してファイルをアップロードするホストサーバーに接続するときに使用します。

ファイルアカウントを作成した後、Claris Connect の [File Accounts] タブを使用してアカウント情報の表示、パスワードの再生成、パブリックキーの変更、またはページ下部のリンクを使用してファイルアカウントの削除ができます。

フローで使用されている場合、ファイルアカウントは削除できません。ファイルアカウントの資格情報を再生成する場合は、SFTP クライアントで接続を更新する必要があります。

テンプレートからのフローの作成

前提条件

  • SFTP クライアントがインストールされている必要があります。

  • OneRoster または Apple School Manager 形式で CSV の ZIP ファイルを準備しておく必要があります。

準備ができたら、テンプレートを使用して Claris Connect でフローを作成します。テンプレートウィザードはあらかじめ構成された一連のステップを順番に実行します。

  1. https://connect.claris.com/ に移動します。

  2. 管理対象 Apple Account およびパスワードを使用してサインインします。

  3. [Templates] ページで、Apple School Manager CSV アイコンまたは OneRoster CSV アイコンをクリックします。

  4. 必要な情報を確認してテンプレートの設定を完了してから、[Next] をクリックします。

  5. [Connect] ページで、[File Account for SFTP] の横にある [Activate New Account] をクリックします。表示されるダイアログボックスで、次のいずれかを実行して SFTP クライアントで Apple School Manager にファイルをアップロードできるファイルアカウントを構成します:

    1. 認証を「username/password」に設定し、ダイアログボックスの情報をコピーしてから、[Save] をクリックします。

    2. 認証を「private/public key」に設定し、パブリックキーを設定して残りの情報をコピーしてから、[Save] をクリックします。

  6. [Connect] ページで、[Apple School Manager] の横にある [Connect New Account] をクリックします。

    SFTP ドメインがあらかじめ入力された [Apple School Manager] ダイアログボックスが表示されます。

    [Apple School Manager] ダイアログボックス

    1. Apple School Manager のユーザ名とワンタイムパスワードの詳細については [View how to get the username and password] をクリックします。

    2. 新規ブラウザウインドウを開いて Apple School Manager にサインインします。

    3. Apple School Manager のユーザ名とパスワードをコピーしてダイアログボックスに貼り付け、[Sign In] をクリックします。

  7. トリガステップ File uploaded to Claris Connect file account を表示する [Configure] ページで、[Save] をクリックします。

  8. [Next] をクリックして [Finish] ページに進み、[Go to Project] をクリックします。

    ダイアログボックスでプロジェクトのリクエストおよび応答データの保存をオンにするように求められます。

  9. リクエストおよび応答データを保存するオプションをオンにするには、[Start] をクリックします。

    [History] タブで実行されるフローの各ステップのリクエストおよび応答データを表示できます。「フロー履歴の表示」を参照してください。

フローをトリガするには:

  1. 学校データの ZIP ファイルを SFTP クライアントの Claris Connect ファイルアカウントにアップロードします。このステップでフロー実行が開始されます。

  2. フロー実行を開始したら、[History] タブを確認して実行ステータスを表示します。

フロー実行をクリックして各フローステップのステータスを確認し、各ステップをクリックして HTTP リクエストおよび応答を表示します。アップロードしたファイルが有効なファイル形式でない場合、Claris Connect がエラーを検出して表示します。