セカンダリマシンにインストール (Linux)

このセクションでは、Linux CLI (コマンドラインインターフェース) から FileMaker Server をインストールする方法を説明します。設定支援インストールの詳細については、FileMaker Server ネットワークインストールセットアップガイドを参照してください。

FileMaker Server for Linux はダウンロードでのみ購入が可能です。ダウンロードには、製品ソフトウェアとインストールに必要な電子ライセンス証明書へのリンクが含まれます。

Linux には次のパッケージが必要です:

  • wget: Web から FileMaker Server for Linux のインストーラを取得します

  • unzip: FileMaker Server for Linux のソフトウェアパッケージを解凍します

  • フィールドのふりがな入力オプションおよび Furigana 関数には KAKASI などのサードパーティ製ツールを使用する必要があります。

インストールする前に、マシンが必要条件を満たしていることを確認します。Claris FileMaker 2023 動作環境を参照してください。

ステップ 1: Linux パッケージのインストール

次の CLI コマンドを表示順に使用して必要な Linux パッケージをインストールします。

  • sudo apt install wget

  • sudo apt install unzip

ステップ 2: Linux パッケージが使用できることを確認

Linux リポジトリを更新して依存 Linux パッケージを使用できるようにします。次のコマンドを入力します:

sudo apt update

ステップ 3: Linux のアップグレード

最新のセキュリティおよびサードパーティソフトウェアの更新で Linux の内部ライブラリをアップグレードします。次のコマンドを入力します:

sudo apt upgrade

ステップ 4: FileMaker Server のダウンロード

FileMaker Server for Linux のインストーラパッケージをダウンロードして解凍します。

メモ  インストールされた Ubuntu のバージョンの FileMaker Server パッケージを選択します。

  1. 新しいディレクトリを作成してインストーラをダウンロードします。次のコマンドを入力します:

    mkdir fminstaller

  2. インストーラディレクトリに変更します。次のコマンドを入力します:

    cd fminstaller

  3. 電子メールメッセージで受け取ったソフトウェアダウンロードページへのリンクを使用して FileMaker Server for Linux インストーラをダウンロードします。次のコマンドを入力します:

    wget [URL]

    [URL] は電子メールメッセージに記載されたダウンロードリンクです。

  4. FileMaker Server for Linux のインストーラパッケージファイルを解凍します。次のコマンドを入力します:

    unzip [インストーラ]

    [インストーラ] はインストーラパッケージの名前です。

ステップ 5: FileMaker Server のインストール

  1. FileMaker Server for Linux のインストーラの名前を識別します。次のコマンドを入力します:

    ls filemaker*.deb

  2. FileMaker Server for Linux のインストーラを実行します。次のコマンドを入力します:

    sudo apt install ./[名前]

    [名前] は FileMaker Server for Linux のインストーラの名前です。

  3. メッセージが表示された場合:

    • FileMaker Server ライセンス契約に同意します。次のコマンドを入力します: Y

    • インストールタイプを選択します。次のコマンドを入力します: 1

  4. インストールを検証するには、FileMaker Server プロセスと Apache サーバーが実行中であることを確認します。次のコマンドを入力します:

    • ps -A | grep fm

    • ps -A | grep apache

    • ps -A | grep nginx

    Web サーバーと FileMaker Server プロセスが実行中であれば、インストールは完了しています。

ステップ 6 セカンダリマシンの構成

  • セカンダリマシンとプライマリマシン間の接続を設定します: 次のコマンドを入力します:

    fmsadmin wpe add [プライマリ] [セカンダリ]

    [プライマリ] はプライマリマシンのホスト名または IP アドレスで [セカンダリ] はセカンダリマシンのホスト名または IP アドレスです。いずれかのホストにインストールされているカスタム SSL 証明書のホスト名を使用する場合、ホストマシンにインストールされているカスタム SSL 証明書がサポートする有効な完全修飾ホスト名であることが必要です。