GetSensor
iOS デバイスまたは iPadOS デバイスの指定されたセンサーの値を返します。
構文
GetSensor (センサー名 {; オプション 1 ; オプション 2})
引数
センサー名
- サポートされているセンサーの名前 (下記参照)
オプション 1
- 指定されたセンサーのオプションの引数
オプション 2
- 指定されたセンサーのオプションの引数
中カッコ { } 内の引数はオプションです。
戻り値のデータタイプ
テキスト、数字
起点バージョン
17.0
説明
この関数を使用して、FileMaker Go を実行している iOS または iPadOS デバイスのセンサーから情報を取得できます。たとえば、ユーザが移動した距離や歩数、デバイスの加速度、速度、進行方向、および傾きを取得することができます。
センサー
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返される値 |
戻り値のデータタイプ |
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バッテリー |
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バッテリーの充電レベル (0.0 から 1.0) |
数字 |
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バッテリーの充電状況を示す数値: |
数字 |
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位置 |
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デバイスの現在の位置を次の形式で返します:
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テキスト1 |
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デバイスの現在の位置を次の形式で返します:
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テキスト1 |
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傾き、速度、加速度 |
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デバイスの傾きを次の形式で返します (ラジアン):
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テキスト1 |
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デバイスの回転速度を次の形式で返します (ラジアン毎秒):
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テキスト1 |
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ユーザがデバイスに与えている加速度を次の形式で返します (メートル毎秒毎秒、m/s2):
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テキスト1 |
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重力加速度を次の形式で返します (メートル毎秒毎秒、m/s2):
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テキスト1 |
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デバイスの速度 (メートル毎秒) |
数字 |
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現在の移動方向 (度)。0.0 度から 359.9 度までの値を返します。 |
数字 |
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磁気 |
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デバイスの現在の緯度における磁気ベクトルを次の形式で返します (マイクロテスラ):
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テキスト1 |
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ユーザのデバイスの磁北を基準にした方位 (度)。0.0 度から 359.9 度までの値を返します。 |
数字 |
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ユーザのデバイスの真北を基準にした方位 (度)。0.0 度から 359.9 度までの値を返します。 |
数字 |
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歩数 |
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指定した時間内にデバイスによって検出された歩数 |
数字 |
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指定した時間内にユーザが移動した推定距離 (メートル) |
数字 |
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指定した時間内にユーザが上ったおおよその階数 |
数字 |
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指定した時間内にユーザが下ったおおよその階数 |
数字 |
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気圧 |
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計測された気圧 (キロパスカル) |
数字 |
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センサーの一覧 |
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対象のデバイスで使用可能な |
テキスト |
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- データは改行で区切られた数字の一覧として返されます。
メモ
精度
は距離をメートルで表した数字です。デフォルト値は「100」メートルです。
タイムアウト
はデータの取得にかける最長時間 (秒) を表した数字です。デフォルト値は「10」で、最大値は「600」です。
指定秒数
のデフォルト値は真夜中からの秒数です。- FileMaker Go では、対象のデバイスでセンサーが使用できない場合は空の文字列を返します。
location
の値は Location 関数と同じ値になります。locationValues
の値は LocationValues 関数と同じ値になります。
例 1
ユーザが過去 1 時間に 8000 歩移動していた場合、GetSensor ("stepCount"; 3600)
は 8000 を返します。