クイックオープンアクセスの制御

[クイックオープン] ボックスを使用するとファイル内のレイアウトやスクリプトなどの項目に簡単にアクセスできるため、ユーザがこの方法でアクセスできる項目を制限する必要がある場合があります ([クイックオープン] ボックスの使用を参照)。カスタム App によっては、一部のレイアウトを開くことや、特定のコンテキストからの一部のスクリプトの実行を避けたい場合があります。

アカウントアクセス権およびその他のオプションでユーザごとにクイックオープンの結果に表示される内容を制御できます:

  • すべてのアカウントで、ユーザの FileMaker Pro ファイルが常に結果に表示されます。

    これにはお気に入り、最近使用したファイル、開いているファイル、さらに FileMaker Cloud で共有する利用可能なファイルが含まれます。

  • 完全アクセス権を持つアカウントの場合、すべてのタイプの項目が常に結果に表示されます。

  • 完全アクセスのないアカウントの場合:

    • 次のすべての条件を満たす場合のみレイアウトが結果に表示されます:

    • 次のすべての条件を満たす場合のみスクリプトが結果に表示されます:

    • テーブル、フィールド、およびテーブルオカレンスは結果に表示されません。

    レイアウトまたはスクリプトを結果から除外するには、特定のアクセス権セットから必要なアクセス権を取り除くか、メニューから除外します。これは完全アクセスを持たないすべてのアカウントに適用されます。特定のアクセス権やメニューに含まれるかどうかに関係なく、すべてのレイアウトとスクリプトを結果から除外するには、アクセス権セットから [クイックオープンによるレイアウトとスクリプトへのアクセスを許可] アクセス権を取り除きます。

メモ 

  • カスタムメニューを使用して [ファイル] メニューから [クイックオープン] 項目を取り除くと、ファイル内の [クイックオープン] ボックスをすべて使用できなくすることができます(カスタムメニューの定義を参照)。ただし、[クイックオープン] メニュー項目を含む別の開いているファイルは上記のような制限がない限りファイルの項目に引き続きアクセスできます。