レコードの作成

レコードを作成するには、HTTP POST メソッドを使用してデータベース名とレイアウトを records API エンドポイントで指定します。

HTTP メソッド

POST

URL

/fmi/data/version/databases/database-name/layouts/layout-name/records

version – リクエストされた FileMaker Data API のバージョン。v1v2、または vLatest のいずれかを使用できます。

database-name – 共有データベースの名前

layout-name – レコード作成のためのコンテキストとして使用するレイアウトの名前

HTTP ヘッダ

Content-Type: application/json

Authorization: Bearer session-tokensession-token はデータベースセッションに固有の X-FM-Data-Access-Token の値です。

引数

目的のレイアウト内にあるフィールドに値を指定するフィールド/値ペアが含まれた JSON 形式のレコードデータ。portalData の指定を使用してレイアウト上にある関連レコードまたはポータルをこのデータで指定することもできます。FileMaker Pro のインスペクタに表示されるオブジェクト名か、関連テーブル名のいずれかをポータル名にすることができます。

例:

コピー
{"fieldData":
  { 
    "文字列フィールド": "値 1"
    "数字フィールド": 99.99
    "繰り返しフィールド(1)" : "フィールド値" 
  } 
}

メモ   各フィールドのデフォルト値が空のレコードを作成するには、引数として空のデータオブジェクトを JSON 形式で指定します。

例:

コピー
{"fieldData"
  { 
  } 
}
リクエストのボディに script.prerequestscript.presort、および script 引数を含めることで、FileMaker スクリプトをこのリクエストの一部として実行することができます。「FileMaker スクリプトの実行」を参照してください。
応答

作成されたレコードのレコード ID、およびエラーコード 0 を表示するメッセージ配列。

例:

コピー
{
    "response": { 
        "recordId":"147"
        "modId":"0"
    },
    "messages": [ 
        {
            "code": "0",
            "message":"OK"
        }
    ]
}

エラー応答」を参照してください。

メモ 

  • FileMaker Data API を使用してレコードを作成する際はフィールドの入力値の制限が強制されます。データがフィールドの入力値の制限を満たしていない場合、エラーメッセージが返されてレコードは作成されません。