数字を含むフィールドに対する書式の設定
- レイアウトモードで、数字フィールド、結果が数値となる計算フィールド、または集計フィールドを 1 つ以上選択します。
- インスペクタでデータ タブをクリックします。
- [データの書式設定] 領域で、数字 をクリックして使用する書式を書式一覧から選択します。
- すべての値を同じ桁数で表示するように指定するには、[小数点以下の桁数:] を選択して、桁数を入力します。この場合、正の値で小数点の右側の桁数を指定し、負の値で左側の桁数を指定します。
- 数字の単位を指定するには、単位として表示させる [記号] を入力し、[表記法] の書式一覧からいずれかのオプションを選択して記号の挿入位置を指定します。
- 負の数の表記法と色を選択し、小数の区切り文字を変更し、3 桁ごとの区切り文字を選択します。
- 漢字の位取りを挿入するには、[漢字の区切り] をクリックして [4 桁区切り] または [十百千万] のいずれかのオプションを選択します。
- Enter キーまたは Tab キーを押す、またはインスペクタの外側をクリックして変更を適用します。
数字の表示方法 |
操作 |
数字がデフォルトのフィールド境界内に納まるように、必要に応じて端数を切り捨てるか、または指数表記で表す |
[書式] で [一般] を選択します。 |
入力したとおりに表示する |
[書式] で [入力モードそのまま] を選択します。 |
論理値 (通常は、真または偽で表示される値) として表示する |
[書式] で [論理値] を選択します。 デフォルトの値を「真」と「偽」などに変更するには、[0 以外の場合:] および [0 の場合:] に、テキストボックスに 7 文字以内の文字列を入力します。 |
小数として表示する |
[書式] で [小数] を選択します。 |
パーセントとして、つまり 100 倍した値に % を付けて表示する |
[書式] で [パーセント] を選択します。 |
通貨として表示する |
[書式] で [通貨] を選択します。 |
指数表記として表示する |
[書式] で [指数表記] を選択します。式の桁数を指定するには、[小数点以下の桁数:] を選択して、桁数を入力します。 |
数値が 0 である場合に何も表示しないようにする |
[書式] で [小数] を選択します。[0 の場合は数値を表示しない] を選択します。 |
現在のシステム書式を小数や 3 桁区切りに使用する |
[セパレータ] 領域で、[システム設定] を選択します。 FileMaker Pro では、ファイルを開いたときの現在のシステム書式を基に、小数点区切りと 3 桁区切りを表示します。 |
日本語の文字を使用した異なる数字の形式を使用する (日本語の文字を含むフォントを使用している場合) |
[書式] で、表示タイプを選択します。 |
テキストの書式を変更する |
インスペクタの外観 タブを使用してテキストオプションを選択します。フィールドに対するテキスト書式の設定を参照してください。 |
メモ
- [標準形式で表示] を指定した場合にフィールド値が 10 桁以上の数字であると、その数字がデフォルトのフィールド境界の最大バイト数である 10 バイト以内に納まるように指数表記を使用して表示されるか、丸められるか、または必要に応じてその両方が行われます。指数表記が使用される場合は、10 のべき乗で表された小数が表示されます。たとえば、123,456,789,000 は、「1.2346E+11」と表示されます。[標準形式で表示] を指定した場合にフィールド値が 10 桁未満の数字のときは、[入力モードそのまま] を指定した場合と同じ結果になります。
- フィールド内の数字が「?」と表示された場合は、値全体が表示されるようにレイアウトモードでフィールド境界を拡大してください。(この状態でレイアウトを印刷するとフィールド境界内に収まる桁数だけが印刷され、その他の数字は切り詰められます。)
- 数字が小数として書式設定されている場合に入力した桁数が指定された固定の桁数を超えると、その数字は丸められます。(たとえば、“789.78”と入力した場合、固定の桁数として 3 を指定するとフィールドには「789.780」と表示され、固定の桁数として 0 を指定すると「790」と表示されます。また、固定の桁数として -2 を指定すると、「800」と表示されます。) ただし、保存されているのは丸められていない数字で、計算と集計にも丸められていない数字が使用されます。
- 小数として書式設定された数字フィールドには、数字のみが表示および印刷されます ([数字書式] ダイアログボックスで指定された区切りと記号を除く)。数字フィールドにテキストと記号 (「100g あたり 198 円」など) を表示するには、[入力モードそのまま] を選択します。このフィールドを計算や集計に使用すると数値のみが使用されます。
- [論理値の表示] を指定した場合、数字以外のデータが含まれる数字フィールドの値は、数字の内容が含まれないため空白で表示されます。たとえば、「ABC」という値は空白として表示されます。ただし、計算式では、数字以外のフィールドの内容は偽 (0) を返します。