関連レコードを表示するためのポータルの作成
ポータルを作成して関連フィールドのデータを 1 行ずつ表示するには、まず現在のレイアウトの元になるテーブルオカレンスと別のテーブルオカレンスとの間にリレーションシップを定義します。[データベースの管理] ダイアログボックスを使用します。データベーステーブルの定義およびリレーションシップの作成と変更を参照してください。
たとえば、「請求書」レイアウトで「品目」テーブルの関連レコードを表示するポータルを作成すると、品目の一覧を追加することができます。
関連レコードを表示するポータルを作成するには:
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レイアウトモードでステータスツールバーの ポータルツール をクリックします。
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レイアウト上のポータルを開始する位置に十字型のポインタを合わせ、ポータルが必要なサイズになるまでポインタを対角線上にドラッグします。
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[ポータル設定] ダイアログボックスの [レコードを表示:] で、表示する関連レコードがある関連テーブルを選択します。
新しいテーブルまたはリレーションシップを作成するには、[データベースの管理...] を選択します。
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ポータルのレコードオプションを選択します。
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ポータルの書式オプションを選択します。
ポータルに表示する初期関連レコード、ポータルの行数、ポータル行の背景色を指定できます。ポータルの書式設定を参照してください。
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[OK] をクリックします。
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[ポータルにフィールドを追加] ダイアログボックスで、ポータルに表示するフィールドを選択します。
ヒント 関連フィールドなどのオブジェクトを既存のポータルの最初の行にドラッグしてポータルに追加できます。
目的 |
選択 |
ポータルのレコードをソートする |
[ポータルレコードのソート] を選択します (または [指定...] をクリック)。[レコードのソート] ダイアログボックスで、ポータルレコードをソートするフィールドを選択し、[OK] をクリックします。 |
ポータルのレコードをフィルタする |
[ポータルレコードのフィルタ] を選択します (または [指定...] をクリック)。[計算式の指定] ダイアログボックスで、ポータルレコードをフィルタする計算式を定義してから [OK] をクリックします。 |
ブラウズモードで関連テーブルから関連レコードを削除できるようにする |
[ポータルレコードの削除を許可する] を選択します。 [ポータル内の行を削除] スクリプトステップを使用する場合はこのオプションを選択する必要はありません。 |
ポータルの右側に垂直スクロールバーを表示して、ポータルに一度に表示できるレコードより多くのレコードを表示または入力できるようにする |
[垂直スクロールを許可]を選択して、[スクロールバーを表示:] で [常時] (デフォルト) を選択してスクロールバーを常時表示するか、[スクロールする場合] を選択してスクロールする場合にのみスクロールバーを表示します。 現在のレコードを終了するときにスクロールバーにポータルの最初のレコードを表示するには、[レコード終了時にスクロールバーをリセット] を選択します (スクロールバーをリセットしない場合はこのオプションの選択を解除します)。 メモ スクロールバーのスタイルを変更することはできません。 |
新しいレコードのポータルに空白の行を追加するには:
ポータルの末尾の空白行にデータを入力することでポータルの関連テーブルにレコードを作成できます。この空白の行をポータルに表示するには、リレーションシップで関連レコードの作成を許可する必要があります。
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レイアウトモードで、ポータルオブジェクトのポータルの関連テーブルの名前をメモします。
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[ファイル] メニュー > [管理] > [データベース...] を選択し、[リレーションシップ] タブをクリックします。
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リレーションシップグラフで、ポータルのレイアウトが基づくテーブルオカレンスと、手順 1 でメモしたポータルの関連テーブルオカレンスを見つけます。
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関連テーブルオカレンスをつなぐ線をダブルクリックします。
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[リレーションシップ編集] ダイアログボックスで、関連テーブルの下の [このリレーションシップを使用して、このテーブルでのレコードの作成を許可] を選択します。
このオプションを選択しておくと、関連レコードがない状態で現在のテーブルの関連フィールドにデータを入力したとき、現在のテーブルの照合フィールドの値に基づいて新しい関連レコードが作成されます。リレーションシップの作成と変更を参照してください。