レイアウト上のフィールドの操作

レイアウトを作成したら、レイアウト上に追加のフィールドを配置できます。また、表示しないフィールドを取り除くこともできます。フィールドは、あらゆるレイアウトのあらゆる箇所に、必要な数だけ配置することができます。ただし、配置できるのは定義済みのフィールドだけです。フィールドの定義と変更を参照してください。

レイアウト上のフィールドはオブジェクトとして扱われるため、選択、移動、およびサイズと形の変更が可能です。レイアウトモードでは、それぞれのフィールドにそのフィールド名が表示されます。このフィールド名は、フォント、サイズ、スタイル、位置揃え、行間、色の各属性で書式設定されています。

同じフィールドであっても、レイアウトでの配置場所を変えることで異なる結果が得られます。次に例を示します:

  • 同じ集計フィールドを小計パートと総計パートに追加して、小計パートのフィールドには、ソートされたレコードのグループの小計を表示させ、総計パートのフィールドには、データベース内のすべてのレコードの総計を表示させます。
  • ヘッダパートとフッタパートに同じフィールドを追加して、それぞれのページのヘッダにはページの最初のレコードのデータを表示させ、フッタにはページの最後のレコードのデータを表示させます。たとえば、住所録のヘッダに姓のふりがなフィールドを追加する場合などがこれに当たります。
  • 同じ関連フィールドを、レイアウトに直接追加すると最初の関連レコードのフィールド値が表示され、ポータル内部に直接追加すると複数の関連レコードの値が表示されます。関連フィールドをレイアウト上に直接配置するか、それともポータルに配置するかの判断については、関連フィールドの配置場所の決定を参照してください。