アドオンの使用
カスタム App を作成した後、アドオンを使用してその機能を拡張することができます。アドオンはあらかじめ設計されたコンポーネントセットで、互いに連携してアプリケーションに機能を追加することができます。アドオンを使用するには、次の操作を行います。
- アドオンをインストールします (下記参照)。これで、アドオンをカスタム App で使用できるようになります。インストールすると、アドオンの機能に応じて、あらかじめデザインされた次のものが自動的に追加されることがあります:
- テーブルおよびフィールド
- スクリプト
- 値一覧
- レイアウト
- アドオンにレイアウトオブジェクトがある場合は、アドオンをレイアウトにドラッグします。
必要に応じてアドオンは新規テーブルと現在のテーブルオカレンスの間のリレーションシップを作成します。
たとえば、単純な電話番号アドオンをインストールすると、「番号」フィールドと「タイプ」フィールド、[番号] を含むテーブルが追加され、「タイプ」フィールドに値一覧が追加され、関連テーブルに電話番号レコードを追加するためのスクリプトが追加されます。アドオンをレイアウトにドラッグすると、新規テーブルと現在のテーブルオカレンスの間のリレーションシップが作成された後、関連する電話番号を表示するためのポータルと、電話番号を追加および削除するためのボタンが追加されます。
アドオンにはより高度な機能が備わっています。FileMaker Pro に含まれるアドオンの多くは Java-Script に対応しているので、高度なコーディングスキルは不要です。その他のアドオンについては、Claris Marketplace をご覧ください。
アドオンは簡単に試すことができ、不要になった場合は 1 つのステップでファイルから取り除くことができます。アドオンをアンインストールすると、最初に追加されたすべての項目が取り除かれ、さらに必要な場合はそのアドオンで使用されたテーブル、フィールド、レコードデータを取り除くことができます。
アドオンをインストールするには:
- レイアウトモードで、操作するレイアウトを選択します。
レイアウトの切り替えを参照してください。
- ステータスツールバーの をクリックして [アドオン] をクリックします。
-
をクリックしてアドオンを選択し、[選択] をクリックします。
アドオンはアドオン一覧に表示され、レイアウト上に配置できます。
インストール済みのアドオンをレイアウトに配置するには:
- アドオンタブの一覧からレイアウトへアドオンをドラッグします。
アドオンをアンインストールするには:
- アドオンタブで、一覧の中のアドオンを右クリックして [アドオンをアンインストール] を選択します。
検出可能な主キーフィールドについて
リレーションシップを作成するアドオンの場合、アドオンをレイアウト上に配置する前に、検出可能な主キーフィールドが現在のテーブルに存在する必要があります。この要件が原因で FileMaker Pro でアドオンを配置できない場合は、検出可能な主キーフィールドを作成するか、既存のフィールドを変更して検出可能にしてください。
検出可能な主キーフィールドは、デフォルトの「主キー」フィールド (またはそのコピー) であるか、または次のいずれかの条件を満たす必要があります:
- フィールドで自動入力シリアル番号が使用され、次のオプションが選択されている:
- 自動入力では [データ入力時の値変更の禁止]
- 制限では [ユニークな値]
- フィールドで、Get (UUID) または Get (UUID 番号) 関数を含む自動入力計算が使用され、自動入力オプション [データ入力時の値変更の禁止] が選択されている
- フィールドが計算結果を保存する計算フィールドで、Get (UUID) または Get (UUID 番号) 関数が含まれている
- フィールドで自動入力シリアル番号が使用されている
入力値の自動化の定義、入力値の制限の設定、およびフィールドの索引オプションの定義を参照してください。