演算子の優先順位

式が複雑になるに連れて、式が評価される順序が重要になってきます。次の表は、演算子が評価される順序を示します。最初に 1 行目の演算子、続いて 2 行目の演算子というように評価されます。同じ行にある演算子は、式の左から右に評価されます。

優先順位

演算子

1

単項の「-」、単項の「+」

2

^, **

3

*, /

4

+, -

5

=, <>, <, <=, >, >=, Like, Not Like, Is Null, Is Not Null, Between, In, Exists, Any, All

6

Not

7

AND

8

OR

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WHERE ("給与" > 4000000 OR "入社年月日" > (DATE '2008-01-30') AND "部門" = 'D101'

AND が最初に評価されるため、このクエリーでは、2008 年 1 月 30 日より後に入社した部門 D101 の従業員の他に、部門や入社年月日に関係なく給与が 4,000,000 円を超えるすべての従業員も抽出されます。

この句を強制的に異なる順序で評価するには、カッコを使用して、最初に評価する条件を囲みます。

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WHERE ("給与" > 4000000 OR "入社年月日" > DATE '2008-01-30') AND "部門" = 'D101'

この例では、給与が 4,000,000 円を超えるか、または 2008 年 1 月 30 日より後に入社した部門 D101 の従業員が抽出されます。