Claris FileMaker SQL リファレンスガイド
Claris FileMaker Pro を使用すると SQL の知識のないデータベース開発者でもデータベースソリューションを作成できます。SQL の知識がある場合は FileMaker Pro データベースファイルを ODBC または JDBC データソースとして使用し、ODBC および JDBC を使用してその他のアプリケーションとデータを共有できます。また、FileMaker Pro の ExecuteSQL 関数を使用して、FileMaker Pro データベース内の任意のテーブルオカレンスからデータを取得することもできます。
このリファレンスでは Claris FileMaker ソフトウェアでサポートされる SQL ステートメントおよび標準について説明します:
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FileMaker ODBC および JDBC クライアントドライバは、このリファレンスに記載されているすべての SQL ステートメントをサポートします。詳細については、「データソースとしての FileMaker Pro データベースの使用」を参照してください。
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FileMaker Pro の ExecuteSQL 関数は SELECT ステートメントのみをサポートします。詳細については、「ExecuteSQL 関数の使用」を参照してください。
このリファレンスについて
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旧バージョンの FileMaker Pro での ODBC および JDBC の使用については、Claris ヘルプセンターを参照してください。
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このリファレンスは、ユーザが FileMaker Pro 関数の使用、ODBC および JDBC アプリケーションのコーディング、および SQL クエリーの構築に関する基本を理解していることを想定しています。これらのトピックの詳細については、他社の書籍を参照してください。
SQL について
SQL (構造化照会言語) は、リレーショナルデータベースからデータを照会 (クエリー) するために設計されたプログラミング言語です。データベースを照会するために使用する主なステートメントは SELECT ステートメントです。
データベースを照会する言語に加えて、SQL はデータの操作 (データの追加、更新、および削除) を実行するステートメントも提供します。
また、SQL はデータの定義を実行するステートメントも提供します。これらのステートメントを使用すると、テーブルとインデックスを作成および変更することができます。
FileMaker ソフトウェアでサポートされる SQL ステートメントおよび標準については、このリファレンスで説明しています。