定数

定数とは、変わらない値です。たとえば、価格 * 1.05 という式では、値 1.05 が定数です。または、「6 月の日数」という定数に値 30 を割り当てることができます。

文字定数は、シングルクォーテーション (') の組で囲む必要があります。シングルクォーテーションで囲まれた文字定数にシングルクォーテーションを含めるには、同時に 2 つのシングルクォーテーションを使用します (例: 'Don''t')。

ODBC および JDBC アプリケーションの場合、FileMaker ソフトウェアは中カッコ ({}) で囲まれた ODBC/JDBC 形式の日付、時刻、およびタイムスタンプ定数を処理します。

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{D '2028-06-05'}
{T '14:35:10'}
{TS '2028-06-05 14:35:10'}

FileMaker ソフトウェアでは、型指定子 (DTTS) に大文字、小文字が使用できます。型指定子の後にスペースをいくつでも入れることができますし、スペースを省略することもできます。

FileMaker ソフトウェアは、SQL-92 の構文で中カッコ ({}) で囲まれていない ISO 形式の日付と時刻も処理します。

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DATE 'YYYY-MM-DD'
TIME 'HH:MM:SS'
TIMESTAMP 'YYYY-MM-DD HH:MM:SS'

FileMaker Pro の ExecuteSQL 関数は、中カッコ ({}) を使用しない SQL-92 構文の ISO 日付と時刻の書式のみを処理します。

定数

使用可能な構文の例

テキスト

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'大阪市'

数字

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1.05

日付

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DATE '2028-06-05'
{ D '2028-06-05' }
{06/05/2028}
{06/05/28}

メモ  2 桁の西暦の構文は、ODBC/JDBC 形式、または SQL-92 形式ではサポートされていません。

時刻

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TIME '14:35:10'
{ T '14:35:10' }
{14:35:10}

タイムスタンプ

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TIMESTAMP '2028-06-05 14:35:10'
{ TS '2028-06-05 14:35:10'}
{06/05/2028 14:35:10}
{06/05/28 14:35:10}

この 2 桁の西暦の構文を使用したフィールドに対しては、FileMaker Pro データベースファイルの入力値の制限オプションとして、[西暦4桁の日付] が選択されていないことを確認してください。

メモ  2 桁の西暦の構文は、ODBC/JDBC 形式、または SQL-92 形式ではサポートされていません。

日付と時刻の値を入力する際は、データベースファイルのロケールの書式と同じ書式を使用します。たとえば、データベースがイタリア語のシステムで作成された場合は、イタリア語の日付書式と時刻書式を使用します。