FROM 句
FROM
句は、SELECT
ステートメントで使用されるテーブルを指定します。形式は次のとおりです:
FROM テーブル名 [テーブルエイリアス] [, テーブル名 [テーブルエイリアス]]
テーブル名
は、現在のデータベースのテーブルの名前です。テーブル名は、アルファベット文字で始まる必要があります。テーブル名がアルファベット文字以外で始まるか、またはピリオド (.) を含む場合は、ダブルクォーテーションマークで囲む必要があります (クォーテーションマークで囲まれた識別子)。
テーブルエイリアス
を使用して、テーブルによりわかりやすい名前を付ける、長いテーブル名を短縮、または同じテーブルにクエリーを複数回含めることができます (たとえば、自己連結など)。
フィールド名はアルファベット文字で始めます。フィールド名がアルファベット文字以外で始まるか、またはピリオド (.) を含む場合は、ダブルクォーテーションマークで囲む必要があります (クォーテーションマークで囲まれた識別子)。
「姓
」という名前のフィールドに対する ExecuteSQL
ステートメントは、次のようになります:
SELECT "姓" from "従業員名簿"
フィールド名に、テーブル名またはテーブルエイリアスの接頭辞を付けることができます。
テーブルの指定が FROM 従業員 E
の場合は、E.姓
で姓
フィールドを参照できます。SELECT
ステートメントでテーブルをそれ自身に結合する場合は、テーブルエイリアスを使用する必要があります。
SELECT * FROM "従業員" "E", "従業員" "F" WHERE "E"."管理者番号" = "F"."従業員番号"
等号記号 (=) を指定すると、一致する行のみが結果に含まれます。
複数のテーブルを結合して、両方のソーステーブルに対応する行が存在しない行をすべて破棄する場合は、INNER JOIN
を使用できます。
SELECT *
FROM "営業社員" INNER JOIN "営業データ"
ON "営業社員"."営業社員番号" = "営業データ"."営業社員番号"
2 つのテーブルを結合して、最初のテーブル (「左の」テーブル) の行を破棄しない場合は、L
EFT OUTER JOIN
を使用できます。
SELECT *
FROM "営業社員" LEFT OUTER JOIN "営業データ"
ON "営業社員"."営業社員番号" = "営業データ"."営業社員番号"
「営業社員」テーブルのすべての行が、結合されたテーブルに表示されます。
メモ
-
RIGHT OUTER JOIN
については現在サポートされていません。 -
FULL OUTER JOIN
については現在サポートされていません。