オペレーティングシステムのセットアップおよび構成 (Windows)

推奨事項

実行方法

オペレーティングシステムおよびその他の主要ドライバの更新

次の項目を含む BIOS、ファームウェア、ドライバが更新されていることを確認します:

  • マシン BIOS/ファームウェア

  • RAID コントローラを含むディスクコントローラ

  • ディスクドライブ

  • NIC (ネットワークインターフェースカード)

  • ディスプレイアダプタ

Windows 更新のインストール

最新のサービスパッチおよび更新を確認してインストールします。サポートされている Windows のバージョンおよびサービスパックの詳細については、Claris FileMaker 動作環境を参照してください。

ディスクサブシステムの構成

ディスクアレイを 3 つの論理パーティションに構成します。

  • 1 つ目のパーティションに、オペレーティングシステムと FileMaker Server をインストールします。

  • 2 つ目のパーティションに、FileMaker Server が共有するデータベースを格納します。

  • 最後のパーティションに、ローカルバックアップファイルおよびパフォーマンスログを格納します。

ファイル共有を使用しない

FileMaker Server のデータベースサーバーコンポーネントは FileMaker データベースに直接アクセスし、FileMaker クライアントによるネットワークアクセスを処理します。ファイル共有は必要ありません。

不必要なサービスの無効化

Windows でデフォルトで有効になっているサービスのうち、FileMaker Server が適切に機能するのに必要のないものを無効にします。FileMaker Server サービスにはハードドライブおよびネットワークへのアクセスのみが必要です。

その他の Windows 設定の無効化

FileMaker Server を実行するシステムを最適化する際に次の設定の変更を考慮します:

  • 共有データベースのボリュームおよびバックアップボリュームのインデックスを無効にする。

  • 共有データベースのボリュームの [シャドウコピー] (ボリュームスナップショットサービス、または VSS) を無効にする。

  • 仮想メモリスワップファイルを静的サイズにして Windows が調整を試行しないようにする。推奨ファイルサイズ量を使用する。

Windows ファイアウォールの構成

開くポートを確認してプライマリおよびセカンダリマシンのファイアウォールを構成します。「FileMaker Server が使用するポート」を参照してください。

ウイルススキャンの構成

共有データベースを含むフォルダやデータを外部に保存するオブジェクトフィールドのファイルを含むフォルダは、ウイルス対策ソフトウェアがスキャンしないようにしてください。ファイルがユーザに共有されている間に、リアルタイムまたはオンアクセスウイルススキャンを許可すると、ウイルス対策ソフトウェアでファイルが破損する場合があります。リアルタイムスキャンでは、ウイルススキャンがデータベースファイルのスキャンに長時間費やすことがあり、これによりサーバーのディスク、メモリ、プロセッサに大きな負荷をかけることになります。

ハードドライブのデフラグ

ライブデータベース (バックアップではない) を含むハードドライブパーティションを定期的にデフラグします。ただし、ファイルを共有している間はパーティションをデフラグしないでください。

メモ  デフラグの前に、Admin Console でライブ共有されているすべてのファイルを閉じます。FileMaker Server ヘルプを参照してください。