Claris Studio データソースの使用

Claris Studio データソースにより、FileMaker Pro ファイルは外部 Claris Studio テーブルのデータにアクセスできるようになります。FileMaker テーブルの表示および更新とほぼ同じ方法でリレーションシップグラフの Claris Studio テーブルをインタラクティブに表示および更新することができます。

ファイルに Claris Studio データソースがない場合、または最近作成された Claris Studio ビューのテーブルを追加する場合は、リレーションシップグラフでデータソースを追加してテーブルを追加します。実行すると、次のものがファイルに追加されます:

  • チームの Claris Studio データソース (現在のチームのチームマネージャである場合のみ)

  • 各 Claris Studio テーブルにリンクする「シャドウ」テーブル

  • 各 Claris Studio テーブルで、リレーションシップの主キーフィールドとして使用できる読み取り専用の「RecordID」フィールド (リレーションシップについてを参照)。このフィールドはファイルの作成後に追加する Claris Studio テーブルにも作成されます。

  • 各 Claris Studio テーブルのリレーションシップグラフに表示されるテーブルオカレンス

  • 各 Claris Studio テーブルオカレンスに基づくレイアウト

  • サポートしている各 Claris Studio フィールドのオプション一覧にリンクする「シャドウ」値一覧

リレーションシップグラフの Claris Studio テーブルを設定する

他の FileMaker テーブルで操作するようにリレーションシップグラフおよびレイアウト上の Claris Studio テーブルを操作できます。Claris Studio テーブルでインタラクティブにリアルタイムでデータを取得、追加、更新、削除することができます。

  1. まだ Claris ID でサインインしていない場合、[ファイル] メニュー > [Claris ID にサインイン] を選択してサインインします。

  2. [ファイル] メニュー > [管理] > [データベース...] を選択します。

  3. [データベースの管理] ダイアログボックスの [リレーションシップ] タブで テーブル追加ボタン をクリックします。

  4. [テーブルを指定] ダイアログボックスの [データソース:] で、Claris Studio データソースからチーム名を選択します (このオプションはチームマネージャのみが使用できます)。

    チームの Claris Studio データソースの外部テーブルの一覧が表示されます。

    Claris Studio データソースが表示されない場合は、[Claris Studio データソースの追加...] を選択します。

    メモ  ファイルごとに 1 つのチームの選択のみがサポートされています。

  5. 必要なテーブルを選択して [OK] をクリックします。

    リレーションシップグラフに外部テーブルが表示されます。テーブル名は斜体で表示されます。リレーションシップグラフのテーブルへのリンクや操作についての情報は、リレーションシップグラフの操作を参照してください。

    リレーションシップグラフのテーブルが FileMaker テーブルか Claris Studio データソースからかを識別するには、ポインタをテーブルのタイトルの上に合わせます。Claris Studio テーブルに色を付けるとより簡単に識別できます。

    リレーションシップグラフにテーブルを追加した後、FileMaker Pro はレイアウトポップアップメニューにテーブル名の付いたレイアウトを追加し、テーブルは [テーブル] タブに一覧表示されます。テーブル名は斜体で表示されます。

    Claris Studio テーブルのフィールドは、[フィールド] タブに表示されます。フィールド名は斜体で表示されます。FileMaker Pro がカスタム App 内に列を表示しないようにする場合はフィールドを取り除くことができます。これらのフィールドは Claris Studio データソースのテーブルスキーマからは取り除かれません。そのテーブルスキーマの FileMaker Pro 表現からのみ取り除かれます。Claris Studio で追加されたフィールドを追加するには、フィールドスキーマを同期します。FileMaker と Claris Studio データソースの間でのデータの更新を参照してください。

Claris Studio データソース使用の制限

  • Claris Studio データソースのテーブルのスキーマは変更できません。しかし、Claris Studio テーブルのデータの計算や集計を行うために、補助フィールドを追加することができます。

  • Claris ヘルプセンターで説明されているように、ほとんどの Claris Studio フィールドタイプがサポートされており、FileMaker Pro フィールドタイプに対応しています。

  • [データベースの管理] ダイアログボックスの [フィールド] タブでは、フィールドオプションはサポートされていません。