カスタム関数の依存関係の規則
メモ この機能は [設定] ダイアログボックスの [一般] タブで [高度なツールを使用する] が選択されている場合に使用できます。高度なツールの使用を参照してください。
カスタム関数をファイルにコピーまたはインポートすると、FileMaker Pro は関数に含まれる可能性がある依存関係を解消しようとします。さまざまな条件により次の依存関係が適用されます:
- 関数_a が関数_b に依存している場合で、関数_b を含むインポート先に関数_a のみをコピーまたはインポートすると、関数_a はインポート先のファイルにある関数_b を呼び出し、予期しない結果が生じる可能性があります。
- 関数_a が関数_b に依存する場合で、関数_a のみをインポート先のファイルにコピーまたはインポートすると、関数_a は [カスタム関数の管理] ダイアログボックス内でコメント文字 (/*<関数定義>*/) に囲まれ、新規の関数がインポート先のファイルで無効になります。
- 関数_a が関数_b に依存する場合で、関数_a および関数_b の双方がインポート先ファイルにコピーまたはインポートされる場合は、関数_a は期待どおりに実行されます。
- 関数_a が関数_b に依存する場合で、既存の関数_b を含むインポート先ファイルに両方の関数をコピーまたはインポートすると、コピーされた関数_b の名前が関数_b N に変更されます。FileMaker Pro は関数_a を更新して関数_b N を呼び出し、関数_a は期待どおりに実行されます。
- 関数_a が関数_b に依存する場合、既存の関数_a および関数_b を含むインポート先ファイルに両方の関数をコピーまたはインポートすると、コピーされた関数の名前が関数_a N および関数_b M に変更されます。FileMaker Pro は関数_a N を更新して関数_b M を呼び出し、関数_a N は関数_a として元のファイルで実行されます。
- 関数_a が自身を再帰的に呼び出し、既存の関数_a を含むインポート先のファイルにコピーまたはインポートされる場合は、FileMaker Pro はコピーされた関数の名前を変更して依存関係の一貫性を維持します。