レコード内のオブジェクトフィールドのバイナリデータによる更新

バイナリデータを使用してレコード内の 1 つのオブジェクトフィールドの値を更新するには、リクエストボディにバイナリデータを含めて HTTP PATCH メソッドを使用します。以下に示すイメージおよび PDF データタイプのみがサポートされています。

コンポーネント 説明

HTTP メソッド

PATCH

URL

https://<ホスト>/fmi/odata/<バージョン>/<データベース名>/<テーブル名> (<主キーの値>)/<フィールド名>

<ホスト> – FileMaker Cloud または FileMaker Server のホスト名

<バージョン> – OData のバージョン。常に v4

<データベース名> – 共有データベースの名前

<テーブル名> – テーブルの名前

<主キーの値> – レコードの固有の識別子の値

<フィールド名> – オブジェクトフィールドの名前

例: /fmi/odata/v4/連絡先管理/連絡先('ALFKI')/写真

HTTP ヘッダ

Content-Type: リクエストボディのバイナリデータの形式を示します。次のいずれかの形式にする必要があります:

  • image/gif

  • image/png

  • image/jpeg

  • image/tiff

  • application/pdf

引数

リクエストボディのバイナリデータ

例 1 

コマンドライン cURL ツールを使用して、次のコマンドで「連絡先管理」データベースの「連絡先」テーブルの主キーフィールドの値が「ALFKI」であるレコードの「写真」オブジェクトフィールドを更新し、アカウント名およびパスワード admin を使用して認証します。「写真」フィールドは現在のディレクトリの「photo.png」ファイル内のバイナリデータで更新されます。(FileMaker Server ホストにカスタム SSL 証明書がない場合 (推奨されません)、‑‑insecure オプションを追加して検証をスキップする必要があります。)

コピー
curl --request PATCH \
"https://myhost.example.com/fmi/odata/v4/連絡先管理/連絡先('ALFKI')/写真" \
--header 'Content-Type: image/png' \
--header 'Authorization: Basic YWRtaW46YWRtaW4=' \
--header 'OData-Version: 4.0' \
--header 'OData-MaxVersion: 4.0' \
--data-binary '@photo.png' \