スクリプトの実行

スクリプトを実行するには、URL で Script システムテーブルの後にスクリプトの名前を指定して POST リクエストを送信します。スクリプトに引数を渡さない場合、POST のボディを完全に空にする必要があります。スクリプトに引数を渡す場合、「scriptParameterValue」という名前のフィールドを 1 つ含める必要があります。「scriptParameterValue」には文字列、数字、および JSON オブジェクト型の値を使用できます。

OData では特殊文字 (例: @、&、/) を含むスクリプト名または数字で始まる名前はサポートされていません。スクリプトに [現在のスクリプト終了] スクリプトステップが含まれる場合、[現在のスクリプト終了] のテキスト結果が結果の「resultParameter」という名前のフィールドに返されます。

「HelloScript」は文字列「Hello」に引数の値を追加して結果を返すスクリプトです。OData では Content-Type が「application/json」の応答のボディで結果が返されます。

コピー
{
  "scriptResult": {
      "code": 0
      "resultParameter": "Hello World"
  }
}

メモ  OData ではユーザインタラクションなしで実行されるスクリプトのみがサポートされています。

コンポーネント 説明

HTTP メソッド

POST

URL

https://<ホスト>/fmi/odata/<バージョン>/<データベース名>/Script.<スクリプト名>

<ホスト> – FileMaker Cloud または FileMaker Server のホスト名

<バージョン> – OData のバージョン。常に v4

<データベース名> – 共有データベースの名前

<スクリプト名> – スクリプトの名前

例: /fmi/odata/v4/連絡先管理/Script.HelloScript

上記のリクエストでは「World」を引数の値として「HelloScript」スクリプトを実行します。

引数

JSON の例:

コピー
{
  "scriptParameterValue": "World"
}

FileMaker 情報

  • すべてのスクリプトは「Script」という名前のシステムテーブルの要素で、処理に関する OData の概念に準拠しています。

  • OData がスクリプトを実行する場合、スクリプトはサーバーサイドスクリプトとして実行されます。FileMaker Pro ヘルプの FileMaker Server および FileMaker Cloud でのスクリプトの実行を参照してください。