ExecuteSQL 関数の使用

FileMaker Pro の ExecuteSQL 関数を使用すると、リレーションシップグラフで指定したテーブルオカレンスからデータを取得できます。この操作は定義済みのリレーションシップから独立して行うことができます。複数のテーブルからデータを取得する場合でも、テーブル結合やテーブル間のリレーションシップを作成する必要はありません。ExecuteSQL 関数を使用して、リレーションシップグラフの複雑さを軽減できる場合もあります。

ExecuteSQL 関数で照会するフィールドはいずれのレイアウト上にある必要もないので、ExecuteSQL 関数を使用して、レイアウトコンテキストから独立してデータを取得できます。コンテキストに依存しないので、スクリプトで ExecuteSQL 関数を使用するとスクリプトの移植性を向上させることができます。ExecuteSQL 関数は、グラフやレポートを始めとして、計算を指定できるすべての場所で使用できます。

ExecuteSQL 関数は、SELECT ステートメントのみをサポートします。

また、ExecuteSQL 関数は、中カッコ ({}) を使用しない SQL-92 構文の ISO 形式の日付と時刻のみを処理します。ExecuteSQL 関数は、中カッコを使用する ODBC/JDBC 形式の日付、時刻、およびタイムスタンプ定数を処理しません。

ExecuteSQL 関数の構文および使用方法については、FileMaker Pro ヘルプを参照してください。

メモ 

  • このドキュメントの ExecuteSQL 関数に関する説明は ExecuteSQLe 関数にも適用されます。