パフォーマンスの考慮

最高のパフォーマンスを得るためには、データベースサーバーとして使用するための専用マシンで FileMaker Server を実行します。多数のクライアントや多数のデータベースを共有する場合、FileMaker Server は、プロセッサ、ディスク、およびネットワークの容量を大量に使用します。同じコンピュータでプロセッサへの負荷が高い他のソフトウェアが実行されていた場合、またはネットワークトラフィックの負荷が増加した場合、FileMaker Server の実行速度が遅くなり、FileMaker クライアントのパフォーマンスも低下します。

パフォーマンスを向上させるには:

  • ユーザのメインのワークステーションであるマシン上に FileMaker Server をインストールすることは避けます。

  • FileMaker Server が動作しているマシンを電子メール、印刷、またはネットワークファイルサーバーとして使用することは避けます。

  • FileMaker Server によって共有されているデータベースをバックアップするのに、システムまたはサードパーティのバックアップソフトウェアを使用しないでください。代わりに、データベースのバックアップをスケジュールするには Admin Console を使用します。「データベースのバックアップ」を参照してください。

  • サーバーでは、スクリーンセーバーとスリープ状態 (休止状態またはスタンバイ) モードを無効にします。これらの機能は、パフォーマンスを低下させるか、共有データベースへのアクセスを中断します。

  • 共有データベースには、高速なハードディスク、複数ディスクの RAID システム、または信頼できるストレージエリアネットワーク (SAN) を使用してください。

  • オペレーティングシステムのインデックスサービスまたはサードパーティのファイル索引ソフトウェアをオフにします。これらの機能はパフォーマンスを低下させます。

    FileMaker Server 展開の最適化」を参照してください。