インポートされたデータに対する新規テーブルの作成について
既存の FileMaker Pro ファイルにデータをインポートするとき、インポートデータのスキーマに基づき、新しいテーブルへインポートできます。この機能により、テーブルスキーマを手動で再作成することなく、複数ファイルのテーブルを 1 つのデータベースファイルへ統合することができます。
新しいファイルにデータをインポートするには:
- 定期的なインポートを設定して、FileMaker Pro セッションでインポートしたデータを最初に表示する際に外部ファイルからアクセスしたデータの自動的な更新やデータ更新スクリプトを実行する際に手動でこれを更新するようにします。定期的なインポートでインポートしたデータは、FileMaker Pro では読み取り専用です。定期的なインポートの設定を参照してください。
- 既存のファイルへのデータのインポートの手順に従い、[インポート順の指定] ダイアログボックスで [ターゲット] の一覧から [新規テーブル] を選択します。インポートしたテーブルの名前は、ソーステーブル名と同じです。ファイルにインポートしたテーブルと同じ名前のテーブルがすでに存在する場合、テーブル名に番号が追加されます。
ソーステーブルのフィールドを参照する
インポートされたテーブルには、ソースファイル内のフィールドに対する無効な参照が含まれていることがあります。そのような参照は手動で解決する必要があります。
データをインポートしたファイルに参照しているフィールドがある場合は、インポートされた参照は維持されます。たとえば、テーブル A にテーブル B への参照がある場合は、テーブル B をインポートしてから、テーブル A をインポートすると参照は維持されます。先にテーブル A をインポートすると、後でテーブル B をインポートしても参照は無効になってしまいます。
メモ
- 計算式タイプのフィールドや集計のフィールドにデータをインポートすることはできません。
- [ターゲット] の一覧で、[新規テーブル] を選択するとき、[インポート順の指定] ダイアログボックスから新しいターゲットテーブル内のターゲットフィールドを変更することはできません ([ターゲット] の一覧の [データベースの管理...] を使用)。インポートが完了したら、[ファイル] メニュー > [管理] > [データベース...] を選択して、フィールドを変更することができます。