FileMaker Pro へのデータのインポートデータをインポートする場合、別のデータソース(通常はファイル)から既存の FileMaker Pro ファイルにデータを取り込むことになります。別のファイル形式から新しい FileMaker Pro ファイルを作成するには、新規 FileMaker Pro ファイルへのデータファイルの変換を参照してください。FileMaker Proでは、さまざまな形式のファイルをインポートすることができます。FileMaker Pro でサポートされているファイル形式の一覧については、サポートされているインポートおよびエクスポートファイルフォーマットを参照してください。ある特定のアプリケーションの形式が FileMaker Pro でサポートされていない場合でも、そのアプリケーションのデータをエクスポートして、FileMaker Pro がサポートしている形式にデータを変換することができます。たとえば、FileMaker Pro では Microsoft Access のファイルをインポートすることはできませんが、Microsoft Access から FileMaker Pro がサポートする形式にデータをエクスポートしてからインポートすることができます。インポート元のファイル(ソースファイル)のフィールドがインポート先のファイル(ターゲットファイル)と同じ数で同じ順序である必要はありません。インポートの際にターゲットフィールドの順序を変更して、ソースデータが正しいフィールドにインポートされるようにしたり、不要なフィールドがスキップされるようにすることができます。既存の FileMaker Pro ファイルへデータをインポートすると、次の処理を実行することができます。
• 任意のフィールドタイプのレコードを、計算フィールドと集計フィールドを除く、互換性のある任意のフィールドタイプにインポートすることができます。オブジェクトフィールドには、別の FileMaker Pro ファイルからインポートする場合やイメージファイルのフォルダをインポートする場合にインポートできます。グローバルフィールドにデータをインポートする場合、グローバルフィールドの値は、インポート元のファイルからグローバルフィールドに最後にインポートされた項目によって決まります。
• インポート元のファイルが複数のテーブルで構成される FileMaker Pro ファイルの場合、一度に1つのテーブルからのみデータをインポートできます。関連テーブルからフィールドをインポートする場合、関連フィールドを含むテーブルからデータを直接インポートします。
• インポート後のデータの書式を正しく設定するために、インポート時に入力値が制限されるようにフィールドを定義することができます。インポート中、設定した入力値の制限オプションに適合しないデータはスキップされます。インポートが完了すると、スキップされたレコードとフィールドの数を示す集計ダイアログボックスが表示されます。詳細については、入力値の制限の設定を参照してください。
• 同一のソースからデータを定期的にインポートする場合は、この処理の自動化は、[定期的なインポート] を設定したり、[レコードのインポート] スクリプトステップを使用するスクリプトを作成して行うことができます。定期的なインポートを通じてインポートしたデータは、 FileMaker Pro では読み取り専用です。定期的なインポートの詳細については、定期的なインポートの設定 を参照してください。スクリプトを使ったレコードのインポートの詳細については、作業を自動化するためのスクリプトの作成およびレコードのインポート スクリプトステップを参照してください。
• レイアウトでテーブル内のすべてのフィールドを表示する必要はありません。[フィールドデータのインポート順] ダイアログボックスで、インポート先フィールドを指定できます。詳細については、既存のファイルへのデータのインポートを参照してください。