カスタム App の暗号化

FileMaker Pro を使用して、ファイル内に保存されているすべての情報を暗号化できます (保存データの暗号化 (Encryption at Rest) とも呼ばれる)。データベース暗号化では、誰かがファイルへの物理的なアクセス権を取得した場合にカスタム App を保護します。

データベース暗号化には、暗号化するすべてのファイルへの [完全アクセス] アクセス権を持つ FileMaker ファイルアカウント、暗号化パスワード、および共有 ID が必要です。ユーザは、FileMaker Pro または FileMaker Go でローカルファイルを開くとき、または FileMaker Server または FileMaker Cloud で共有する前にファイルを開くときに、暗号化パスワードを入力する必要があります。共有 ID は複数の暗号化ファイルをリンクします。ある暗号化ファイルが別の暗号化ファイルへのアクセスを試行したときに、ファイルの暗号化パスワードと共有 ID が一致していれば、ユーザは暗号化パスワードの再入力を要求されることはありません。

FileMaker Pro ヘルプの「データベースファイルの暗号化と復号」、および「強力なパスワードの使用」を参照してください。

FileMaker Server または FileMaker Cloud で暗号化ファイルを開く場合は、パスワードを保存してサーバーの再起動時に暗号化ファイルを自動的に開くように設定できます。FileMaker は、マシンからの情報に基づく複合キーを使用してパスワードを暗号化し、サーバー上にパスワードを安全に保存する双方向 AES-256 暗号化を採用しています。

FileMaker Server ヘルプの「共有ファイルの開き方」および「データベース暗号化パスワードの消去」、FileMaker Cloud ヘルプの「データベースファイルの暗号化とアップロード」を参照してください。

ファイルが暗号化されていない場合、FileMaker Cloud は自動的にファイルを暗号化します。データベースの暗号化パスワードを表示するには、FileMaker Cloud ヘルプを参照してください。

重要  FileMaker Cloud からローカルマシン上にダウンロードしたファイルは暗号化されたままになるため、ファイルを開くには暗号化パスワードが必要です。FileMaker Cloud Admin Console で暗号化パスワードを表示して安全な場所に保管してください。