データアクセスとデザインのアクセス権の定義
データアクセスとデザインのアクセス権は、ファイルの異なる部分へのアクセスを許可し、すべてのテーブル、レイアウト、値一覧、スクリプトに適用されます。
また、さらにアクセス権を制限するため、カスタムアクセス権をデザインすることもできます。
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テーブルごと、またはレコードごとにユーザアクセスを制御するには、レコードのカスタムアクセス権をデザインします。たとえば CRM システムで、販売の管理者はすべてのレコードを閲覧でき、各販売担当者は自分が担当する顧客または見込み客のレコードのみを閲覧できるようにすることができます。
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ユーザがレイアウトを表示または変更できるかどうか、およびその方法、ユーザがそのレイアウトで作業するときにレコードを表示または変更できるかどうかを制御するには、レイアウトのカスタムアクセス権をデザインします。FileMaker プラットフォームでは常にアクセスルールの最も安全な組み合わせを使用します。たとえばレコードを編集できるユーザでも、アクセス権が許可されていないレイアウト上でのレコードの編集は禁止されます。
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ユーザが個々の値一覧とスクリプトを表示、実行、変更、削除、または作成できるかどうかを制御するには、カスタムアクセス権をデザインします。
FileMaker Pro ヘルプの「レコードアクセス権の編集」、「レイアウトアクセス権の編集」、「値一覧アクセス権の編集」、および「スクリプトアクセス権の編集」を参照してください。