Tableau でのデータ接続の設定

Web データコネクタの使い方を説明する Tableau 製品のオンラインヘルプの指示に従ってください。

たとえば、FileMaker Server Web Data Connector for Tableau Desktop でデータ接続を設定するには、次の操作を行います:

  1. Tableau Desktop の [接続] (画面の左側) で、[その他のサーバー...] > [Web データコネクタ] を選択します。

  2. FileMaker Server エンドポイントの URL を入力します:

    https://ホスト名/fmi/data/v1/tableau/fm_connector.html

    ホスト名 は FileMaker Server の完全修飾ホスト名です。

  3. [FileMaker ファイルからのデータのインポート] ダイアログボックスで次の操作を行います:

    • 次の情報を入力するか OAuth アイデンティティプロバイダを使用して FileMaker Pro データベースにサインインします。

      • [ソースデータベース名]: FileMaker Pro データベースの名前

      • [ソースレイアウト名]: FileMaker Pro レイアウトの名前

      • [アカウント名]: fmrest アクセス権のある FileMaker Pro アカウントの名前

      • [パスワード]: FileMaker Pro アカウントのパスワード

    • [増分更新を有効にする] を選択して増分更新を有効にします。

  4. [FileMaker データのインポート] をクリックします。

Tableau によりデータがインポートされます。処理時間はインポートするレコード数、サーバーの負荷、およびネットワークスループットによって変わります。Tableau によって FileMaker Pro フィールド名およびデータがディメンションおよびメジャーにマッピングされます。通常、文字列データはディメンションにマッピングされ、数値データはメジャーにマッピングされます。マッピングはインポート中に自動的に行われますが、カスタマイズすることもできます。

メモ 

  • [ソースレイアウト名] を指定する際はレイアウト名が固有であることを確認してください。データベースに同じ名前のレイアウトが 2 つある場合、Tableau データ接続ではその 2 つを区別できません。Tableau には名前が 1 つのみ表示され、それが必要としていたレイアウトではない可能性もあります。

  • Tableau でデータ接続の設定をする場合、ユーザに認証を求めるオプションを選択しないでください。

  • 新規レコードのみをインポートするには、[増分更新を有効にする] を使用します。

    1. 増分更新を有効にして FileMaker データをインポートした後に、Tableau の [シート] タブを選択してワークシートに移動します。

    2. [データ] > [FM: データベース名 / レイアウト名] > [抽出] > [更新 (増分)] を選択します。

    3. [データソース] タブを選択します。

    4. [更新] をクリックして新規レコードを表示します。

  • 増分更新を有効にしても、共有されている FileMaker データベースと Tableau 間に継続的なライブ接続は確立されません。増分更新を手動で実行する必要があります。

  • 増分更新では、新規レコードのみがインポートされます。変更または削除された FileMaker Pro レコードは更新されません。変更データを取得するか削除されたレコードを取り除くには、Tableau でワークブックを新規作成してデータを再インポートする必要があります。

  • 増分更新では、-recordId という名前のフィールドが作成されます。このフィールドを変更すると、増分更新を実行できなくなる可能性があります。

  • Tableau で、インポートされたスキーマおよびデータを変更できます。ただし、Tableau でスキーマまたはデータを変更しても、これらの変更は FileMaker Pro ファイルに送信されません。

  • FileMaker Pro ファイルでスキーマを変更した場合は、Tableau でワークブックを新規作成してデータを再インポートする必要があります。

  • Tableau ワークブックを閉じてから再度開くと、増分インポートが動作しなくなります。

  • Tableau へのデータ接続が確立されると、次の状況を考慮して、ワークブックが閉じられるまで FileMaker Web データコネクタによってユーザアカウントとパスワードがキャッシュされます:

    • Tableau に接続している間に FileMaker セッションがタイムアウトになった場合、FileMaker Web データコネクタは共有データベースへのユーザの再接続を試行します。

    • Tableau 接続が期限切れになった場合、Tableau ワークブックが開いている限り、FileMaker Web データコネクタは共有データベースへの再接続を試行します。

    • Tableau の更新トークンが期限切れになった場合、Tableau Desktop でデータソースを再パブリッシュする必要があります。

    • ワークブックを閉じてから再度開いた場合は、最初のデータインポート時にアカウント名とパスワードを再入力する必要があります。

  • Tableau の [データソース] ページには、最大 1,000,000 (100 万) 行が表示されます。これより多くのレコードがインポートされた場合も同様です。

  • データベース名、テーブル名、またはレイアウト名に特殊文字を使用すると、Tableau でデータ接続を確立できなくなります。