Claris FileMaker Admin API ガイド

FileMaker Admin API は、Admin Console ではなくスクリプトを使用することで FileMaker Cloud および FileMaker Server 上での管理タスクを Web サービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース (API) です。この API は REST (Representational State Transfer) アーキテクチャを使用しているため、 Admin API は REST API です。

Admin API は、特定のプログラミング言語形式に依存しないことから REST API で一般的に使用されているテキスト形式 JSON (JavaScript Object Notation) でデータを返します。

Admin API を使用するには:

  1. Admin API 呼び出しを使用して管理タスクを実行するコードを作成します。

  2. Admin API アクセスが正しく動作するかをテストします。

  3. FileMaker Cloud の「gateway.log」ファイル、FileMaker Cloud のアップロードおよび更新 API 呼び出しの「event.log」ファイル、または FileMaker Server の「fac.log」ファイルを確認して結果を監視します。「gateway.log」、「event.log」、および「fac.log」ファイルは Admin Console からダウンロードすることができます。FileMaker Server ヘルプを参照してください。

メモ  共有データベースのデータにアクセスするには、FileMaker Data API ガイドを参照してください。

このガイドについて

このガイドでは、FileMaker Admin API バージョン 2 (v2) を使用して FileMaker Cloud および FileMaker Server 上で管理タスクを実行する方法について説明します。(FileMaker Admin API バージョン 1 (v1) については、サポートされている製品にインストールされる FileMaker Admin API Reference を参照してください。)

このガイドでは、次の経験があることを想定しています:

  • FileMaker Pro を使用したデータベースのアップロード。FileMaker Pro ヘルプを参照してください。

  • FileMaker Server または FileMaker Cloud を使用したデータベースの共有および管理。FileMaker Server ヘルプまたは FileMaker Cloud ヘルプを参照してください。

  • POST、GET、PATCH、PUT、および DELETE メソッドと JSON 形式のデータを呼び出すサーバーサイドアプリケーションまたは Web サービスでの REST API の使用。任意のプログラミング言語またはプログラミングツールを使用できる必要があります。

メモ 

  • 「FileMaker Cloud」は FileMaker Pro、FileMaker Go、および FileMaker WebDirect を使用するカスタム App をクラウド上で使用するためのサービスです。FileMaker Cloud では Claris ID と統合されたサインオンシステムを使用してユーザを認証し、Claris International Inc. から直接提供されます。

  • このガイドでは「Admin Console」は特定の製品について説明する場合以外、FileMaker Server および FileMaker Cloud の Admin Console を意味します。

  • 「カスタム App」、「ソリューション」、「データベース」、および「ファイル」は FileMaker 製品を使用して作成および操作するものを意味します。

  • このガイドでは「アクセストークン」は認証に必要な JSON Web Token を意味します。