フィールドマッピング

FileMaker と Claris Studio ではカスタム App やビューの構築に使用できるフィールドのセットがわずかに異なります。そのため、FileMaker の一部のフィールドは Claris Studio でより意味的に似ているフィールドに変換される場合があります。たとえば、FileMaker のテキストフィールドを Claris Studio のリッチテキストフィールドにマッピングするなどです。さらに、Claris Studio の特定のフィールドはよりシンプルなフィールドタイプまたは対応するフィールドタイプに自動的に変換されるので、 FileMaker で確実にサポートされます。

FileMaker ↔ Claris Studio

次のフィールドでは片方のレコードの変更で競合がなければ他方と同期されます。

FileMaker フィールド Claris Studio フィールド
テキスト テキスト (複数行)
テキスト (1 行)
電話
電子メール

値一覧 (テキストフィールドおよび数字フィールド)

メモ  FileMaker のフィールドの場合、[入力値の制限] タブの [値一覧名:] にチェックを入れる必要があります。

ドロップダウン
ラジオボタン
チェックボックス (テキストフィールドのみ)
数字 数字
通貨
ユーザ
評価
日付 日付
時刻 時刻
タイムスタンプ タイムスタンプ

FileMaker → Claris Studio

次のフィールドではユーザは Claris Studio でデータを変更できません。つまり、これらは Claris Studio の読み取り専用フィールドです。

FileMaker フィールド Claris Studio フィールド
計算

動的

  • 計算または集計フィールドのデータが FileMaker から Claris Studio に送信されると、OData API を使用して Claris Studio の適切なフィールドタイプが決定されます。

集計
オブジェクト 添付ファイル

Claris Studio → FileMaker

次の「Claris Studio」列のフィールドは「FileMaker」列に一覧表示されているフィールドタイプに自動的にマッピングされ、データが同期されたときに Claris Studio で行った更新は FileMaker の対応するフィールドでも更新されます。

メモ  FileMaker Pro ではこれらのフィールドは読み取り専用として扱われ、書き込みはできません。

Claris Studio フィールド FileMaker フィールド
リッチテキスト テキスト
コメント
署名
ランキング
ドロップダウン
ラジオボタン
チェックボックス

サポートされていないフィールド

次の Claris Studio フィールドは FileMaker フィールドにマッピングできないため、FileMaker に書き出すことができません:

  • 関連データ

  • 計算

  • 作成日

  • 修正日

  • 作成者

  • 修正者

制限

  • オブジェクト/添付ファイルフィールド

    • FileMaker → Claris Studio - ファイルサイズは 50 MB 未満である必要があります。FileMaker では 50 MB を超えるファイルでは次の処理が実行されません:

      • Claris Studio の既存のレコード内の既存ファイルの置き換え

      • 新規レコードでの表示

    • Claris Studio では次のタイプのみがサポートされています:

      • GIF

      • PNG

      • JPEG

      • TIFF

      • PDF

    • 時刻フィールド

      • FileMaker での継続時間の値は Claris Studio では空白としてレンダリングされます。