ホストへの認証された接続の作成
共有データベースにアクセスするには、OData に次が必要です:
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FileMaker Server: 共有データベースで定義した FileMaker ファイルアカウントとパスワードを使用します。
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FileMaker Cloud: Claris ID アカウントおよびパスワードを使用します。
FileMaker Server
共有データベースへの接続を定義するには、定義された OData API URL のいずれかと Authorization ヘッダを使用します:
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URL:
例、
https://<ホスト>/fmi/odata/v4/<データベース名>/$metadata
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<ホスト> – FileMaker Server ホスト名
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<データベース名> – FileMaker Pro データベースの名前
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ヘッダ:
Authorization: Basic account:password
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account:password - 共有データベースにログインするために使用するアカウント名、コロン (:)、およびパスワードを表す Base64 エンコード文字列を使用します。これは標準の HTTP基本認証 スキーマに従っています。たとえば、アカウント名が
admin
でパスワードがadmin
の場合、この値はadmin:admin
の Base64 エンコード値であるYWRtaW46YWRtaW4=
です。
この例では、Authorization ヘッダの値は次のとおりです:
Basic YWRtaW46YWRtaW4=
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FileMaker Cloud
共有データベースへの接続を定義するには:
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外部認証用の Claris ID トークンを生成します。Claris Customer Console ヘルプの「外部認証での Claris ID の使用」を参照してください。
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すべての OData 呼び出しの Authorization ヘッダに手順 1 で生成した Claris ID トークンを含めます。
定義された OData API URL のいずれかと Authorization ヘッダを使用します:
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URL:
例、
https://<ホスト>/fmi/odata/v4/<データベース名>/$metadata
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<ホスト> - FileMaker Cloud ホスト名
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<データベース名> – FileMaker Pro データベースの名前
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ヘッダ:
Authorization: FMID Claris_ID_Token
メモ
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FileMaker Cloud では、最初に Claris ID アカウントを使用して認証し、必要なセッショントークンを取得する必要があります。トークンは 1 時間有効です。最後の Claris ID 認証から 1 時間以上が経過した場合、API 呼び出しは 401 エラーで失敗する場合があります。この問題を解決するには、Claris ID アカウントを使用して再度認証し、新しいセッショントークンを取得します。