データベースの FileMaker Cloud への移行
Claris FileMaker Server を使用していて FileMaker Cloud の使用へ移行する場合、FileMaker Server から使用中のデータベースをダウンロードして FileMaker Cloud にアップロードする必要があります。
使用する前に:
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Claris ID アカウントを持つチームマネージャのみがデータベースファイルをアップロードできます。Claris Customer Console ヘルプを参照してください。
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FileMaker Cloud は外部に保存されたオブジェクトデータのセキュア格納のみサポートします。オブジェクトフィールドでオープン格納が設定されている場合、FileMaker Pro を使用してオブジェクトデータをセキュア格納に転送する必要があります。「オブジェクトデータの転送」を参照してください。
データベースを FileMaker Cloud に移行するには:
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FileMaker Pro で、アップロードするデータベースごとに Claris ID アイデンティティプロバイダまたは外部アイデンティティプロバイダ (IdP) を使用してユーザを認証するアカウントアクセスエントリを作成します。「アカウントアクセスの作成と編集」を参照してください。
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FileMaker Server Admin Console でダウンロードするデータベースを閉じます。(事前に Admin Console を使用して接続中のクライアントに警告メッセージを送信することができます。)
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Admin Console でローカルの保存先にデータベースをダウンロードします。
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FileMaker Pro でデータベースをアップロードします。「データベースファイルをアップロード、暗号化、開く」を参照してください。
メモ
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オブジェクトデータに外部格納を使用しているデータベースを FileMaker Server からダウンロードする場合、データベースおよびオブジェクトデータのディレクトリ構造は保持されます。続いてデータベースを FileMaker Cloud にアップロードすると、すべてのファイル (オブジェクトデータを含む) がデフォルトの保存先にアップロードされます。
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FileMaker Server では、外部に保存したオブジェクトデータを含むデータベースに追加のデータベースフォルダを使用している場合、このオブジェクトデータに別のフォルダを指定できます。FileMaker Cloud では、保存先のデータベースフォルダを指定することはできません。すべてのファイルがデフォルトの保存先にアップロードされます。
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FileMaker Admin API を使用してデータベースをアップロードするには、「FileMaker Cloud へのカスタム App のアップロード」を参照してください。