フィールドを定義する際には、フィールドに保存する情報の種類に基づいてフィールドタイプを選択します。フィールドタイプによって、入力できるデータの種類と、そのデータを使用して実行される操作の種類が決定されます。
FileMaker Pro Advanced では、レコードのソートや計算の実行などのタスクを実行する際に、フィールドタイプに基づいてデータが解釈されます。たとえば、作成したフィールドがテキストフィールドの場合、数値を入力しても名前順にソートされます。たとえば、2 と 11 をソートする場合、最初の文字をソートしてから 2 番目の文字をソートするので、結果は 2 よりも 11 が前になります。データを数字順にソートするには、数字フィールドを使用するか、数値で結果が表示される計算フィールドや集計フィールドを使用する必要があります。
フィールドタイプは、[データベースの管理] ダイアログボックスの フィールドタブで選択します。
選択するタイプ | フィールドデータの内容 |
テキスト | 各フィールドの繰り返しに対して、テキストとして使用される最大 2 GB までの文字、記号、または数字、あるいはこれらすべて。これは、RAM とディスクの空き容量によって制限されます。テキストフィールドについてを参照してください。 |
数字 | 数字または他の文字から成る値、および同じ範囲の負の値。数字フィールドについてを参照してください。 |
日付 | 日付のみ。日付フィールドについてを参照してください。 |
時刻 | 時刻のみ。時刻フィールドについてを参照してください。 |
タイムスタンプ | 暦の特定の日時を参照する日付と時刻。タイムスタンプフィールドについてを参照してください。 |
オブジェクト | ピクチャ、PDF、オーディオファイル、ビデオファイルなど任意のタイプのファイル。オブジェクトフィールドについてを参照してください。 |
計算 | 現在のレコードまたは関連レコードのフィールド値を使用する計算式の計算結果。計算フィールドの定義を参照してください。 |
集計 | 同じテーブル内にある複数のレコードのフィールド値を集計して得られた値。集計フィールドの定義を参照してください。 |
•集計以外のすべてのフィールドタイプには、グローバル値を保存することができます。
•フィールドを定義しフィールドタイプを選択する他、繰り返しフィールド、グローバルフィールド、および補助フィールドを作成できます。
•各フィールドタイプの制限の詳細については FileMaker ナレッジベースの技術仕様を検索してください。