ODBC データソースシングルサインオンの有効化(Windows のみ)
Microsoft SQL Server からの ODBC データにアクセスする FileMaker Pro または FileMaker Server によってホストされるデータベースを操作する場合、ホストコンピュータでシングルサインオン(SSO)を有効にすることができます。ODBC データソースシングルサインオンは、クライアントが1つの Windows 認証ログインを使用して共有ファイル内の ODBC データにアクセスすることを許可します。
重要  ODBC データソースシングルサインオンを有効にするには、Windows ドメイン管理者は先に次のことを行う必要があります。
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クライアント上の Windows ユーザアカウントに対する [アカウントは委任に対して信頼されている] セキュリティ設定を設定する。
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ホストコンピュータ上の Windows ユーザアカウントに対する [委任に対して信頼する] 設定および [Kerberos 認証を使用する] セキュリティ設定を設定する。
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ホストコンピュータ上の Windows ユーザアカウントに対する [認証後にクライアントを偽装] 権限を有効にする。
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ホストコンピュータ上で [Windows 認証] を使用する ODBC DSN を設定する。
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Microsoft SQL Server を [Windows 認証] を使用するように設定する。
ODBC データソースシングルサインオンを有効にするには、次の操作を行います。
1.
データベースが開いている状態で、[ファイル] メニューの [管理] から [外部データソー...] を選択します。
[外部データソースの管理] ダイアログボックスが表示されます。
2.
[データソースの編集] ダイアログボックスが表示されます。
3.
[認証] に対して [Windowsの認証を使用(シングルサインオン)] を選択し、[SPN](Service Principal Name)を入力して [OK] をクリックします。
メモ  Windows ドメイン管理者は SPN を提供する必要があります。 一般的な形式は次のとおりです。MSSQLSvc/<完全修飾ドメイン名>:<ポート>
例:MSSQLSvc/sql2005.filemaker.com:1433
メモ
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ホストされているデータベースを開くには、管理者はアクセス権が設定されているユーザアカウントとしてログインするように FileMaker Server サービスを設定する必要があります。詳細については、『FileMaker Server 入門ガイド』を参照してください。
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関連項目 
ODBC データソースの編集
外部サーバーで認証するアカウントの作成