デフォルトのアカウントについて
FileMaker Pro でローカルに作成された各カスタム App にはデフォルトで Admin とゲストという 2 つの FileMaker ファイルアカウントがあります。
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Admin アカウントではカスタム App 内のすべてのものへのアクセスが許可されます。デフォルトでは、このアカウントには [完全アクセス] アクセス権セットが割り当てられます。このアカウントは完全に編集可能です。名前の変更、パスワードの割り当て、アカウントの非アクティブ化が可能です。Admin アカウントは削除できますが、アクセス権セットを完全に取り除かない限り、ファイルには少なくとも 1 つの [完全アクセス] アクセス権セットを持つアカウントが必要です。
デフォルトでは Admin アカウントにパスワードはありません。FileMaker Pro で最初に作業を開始するときにパスワードを割り当てます。「Admin アカウントへのパスワードの割り当て」を参照してください。
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ゲストアカウントを使用すると、ユーザはアカウント情報を入力せずにファイルにアクセスできます。デフォルトではこのアカウントには [閲覧のみアクセス] アクセス権セットが割り当てられますが、任意のアクセス権を割り当てることもできます。
最初は、ゲストアカウントは非アクティブです。また、ゲストアカウントの削除、ゲストアカウント名の変更、およびパスワードの割り当てを行うことはできません。
FileMaker Cloud で直接作成された各カスタム App にはデフォルトでカスタム App 作成者のアカウント、Admin アカウント、およびゲストアカウントがあります。
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カスタム App 作成者のアカウントはカスタム App を作成して [完全アクセス] アクセス権セットを割り当てられているチームマネージャの Claris ID または外部 IdP アカウントです。このアカウントは完全に編集および削除できますが、FileMaker Cloud の共有カスタム App を開くために少なくとも 1 つの Claris ID または外部 IdP アカウントがアクティブである必要があります。
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Admin アカウントはローカルで作成されたカスタム App の Admin アカウントに似ていますが、FileMaker Cloud の共有カスタム App では非アクティブになります。カスタム App をダウンロードすると、Admin アカウントがアクティブになり FileMaker Cloud で共有されていない場合のみカスタム App を開くために使用できるようになります。
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ゲストアカウントはローカルで作成されたカスタム App のゲストアカウントに似ていますが、FileMaker Cloud の共有カスタム App では非アクティブになります。カスタム App をダウンロードすると、ゲストアカウントをアクティブにして FileMaker Cloud で共有されていない場合のみカスタム App を開くために使用できるようになります。
FileMaker Pro ヘルプの「FileMaker Pro ファイルの作成」を参照してください。