Claris FileMaker Go は iPhone および iPad の App Store で入手できます。FileMaker Pro の新機能および変更の詳細については、FileMaker Pro リリースノートを参照してください。
バージョン 21.1.1 – 2024 年 11 月
新機能および機能強化
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このリリースでは iOS および iPadOS 18 のサポートが追加されます。
メモ このバージョンの FileMaker Go は iOS または iPadOS 16 以前にはインストールできません。このバージョンの FileMaker Go をインストールする前に新しいバージョンの iOS または iPadOS にアップグレードする必要があります。サポートされている iOS または iPadOS のバージョンについては、Claris FileMaker 動作環境を参照してください。
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ステージマネージャをサポートする iPad で FileMaker Go を使用する場合、FileMaker Go がフルスクリーンのときだけでなくウインドウ内にあるときにもバーコードをスキャンできるようになりました。
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iOS 18、iPadOS 18、および macOS Sequoia 15 でアラビア語のテキスト認識表示のサポートが追加され、GetLiveText 関数および GetLiveTextAsJSON 関数でも言語コード「ar-SA」および「ars-SA」がサポートされるようになりました。
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iOS App SDK を使用して FileMaker 21.1.1 で iOS App を構築するには Xcode 16 で使用できる iOS SDK 以上が必要です。
修正された問題
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[FileMaker Cloud にサインイン...] をクリックして my.claris.com ページが表示された後、ホーム画面に移動するか、(たとえば、2 ステップ検証コードを取得するために) 別の App に切り替えた後 FileMaker Go に戻ると、my.claris.com ページではなく [マイ App] 画面が表示されサインインできなくなる場合がある。
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スクロールして表示する必要がある内容を含むポップオーバーで、小さな画面のデバイスでスクロールして表示またはズームインすると画面外の内容が切れて表示されなくなる。
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[クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ] オプションがオンになっている FileMaker Server ホストに接続する場合、最大サインイン試行回数を超えると FileMaker Go が一般的な接続エラーメッセージを表示する。現在は、アカウントがロックされており数分後にもう一度試行するようにメッセージが表示されるようになりました。
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FileMaker Go で、オブジェクトフィールドのデータにアクセスすると [FileMaker Data API を実行] スクリプトステップが非常に遅くなり、その結果写真ギャラリーアドオンでイメージの表示が非常に遅くなる。
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トランザクション内で [カスタムダイアログを表示] スクリプトステップが使用されたとき、カスタムダイアログボックスを閉じるとトランザクションが復帰する。
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[次から挿入] オプションを [バーコード...] に設定した状態で [デバイスから挿入] スクリプトステップを使用する場合、[QR コード] バーコードタイプが選択されていない場合でも FileMaker Go が QR コードをスキャンする。
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[ファイルを挿入] スクリプトステップを使用して 1 MB を超えるソースファイルをターゲットとして変数に挿入すると、後のステップの変数でそのファイルが使用できない。
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iOS または iPadOS の写真ライブラリへの完全アクセス権がある FileMaker Go で写真ライブラリのイメージをオブジェクトフィールドに挿入すると、GetContainerAttribute 関数がイメージの写真属性の値を返さない。
バージョン 21 – FileMaker Go 2024
新機能および機能強化
カスタム App を開く
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FileMaker Go の起動時に自動的にカスタム App を開く、[起動時に開く] を使用できるようになりました。カスタム App のアイコンを長押しして [起動時に開く] を選択するか、[設定] で [起動時にファイルを開く] をオンにしてファイルパスを入力します。FileMaker Go ヘルプの「起動時にファイルを開く」を参照してください。
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FileMaker Go をお気に入りウィジェットに追加してデバイスのホーム画面からお気に入りのカスタム App を開くことができるようになりました。FileMaker Go ヘルプの「ファイルおよびホストの操作」を参照してください。
スクリプトステップおよび関数
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[レコードのインポート] スクリプトステップを使用して、FileMaker Go で .csv、.tab、.mer、および .dbf 形式のファイルをインポートできるようになりました。FileMaker Go デベロップメントガイドの「FileMaker Go でのデータのインポート」を参照してください。
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[URL を開く] スクリプトステップの新しい [外部ブラウザで開く] オプションがオンになっている場合、FileMaker Go 内ではなく外部の Web ブラウザでページが開きます。FileMaker Pro ヘルプの「URL を開く」を参照してください。
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[ローカル通知の構成] スクリプトのステップに [App が前面にある場合に表示] オプションが含まれるようになりました。この新しいオプションを使用すると FileMaker Go が前面にある場合でも通知を表示できます。FileMaker Pro ヘルプの「ローカル通知の構成」を参照してください。
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iOS 17、iPadOS 17、macOS Sonoma でタイ語およびベトナム語のテキスト認識表示のサポートが追加され、GetLiveText および GetLiveTextAsJSON 関数でもこれらの言語がサポートされるようになりました。
一般
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HEIC 形式のイメージファイルがオブジェクトフィールドでサポートされるようになりました。
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FileMaker Go と FileMaker Pro でポート 5003 ではなくポート 443 でセキュア接続トンネリングを有効にできるようになりました。FileMaker Go ヘルプの「ホストへの HTTPS トンネリングの有効化」および FileMaker Server ヘルプの「FileMaker HTTPS トンネリング」を参照してください。
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すべての Claris FileMaker 2024 製品でアイコンが新しくなりました。App、インストーラ、.fmp12 ファイルアイコンなどをご確認ください。
iOS App SDK
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iOS App SDK を使用して FileMaker 21.0.1 で iOS App を構築するには Xcode 15 に含まれる iOS 17 SDK 以上が必要です。
修正された問題
コンテキストメニュー
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[マイ App]、[お気に入り]、[最近使った項目]、または [ホスト] で大きなアイコンで表示されている場合にカスタム App を長押ししてもコンテキストメニューが開かない。そのため、キーチェーンに保存されているアカウントとは異なるアカウントでサインインするなどの操作を実行できない。
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[マイ App]、[最近使った項目]、または [ホスト] でカスタム App を長押しすると、コンテキストメニューに [お気に入り] および [お気に入りから取り除く] 操作のいずれかが表示される代わりに両方が表示される。
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[お気に入り] および [最近使った項目] で共有カスタム App を長押しすると、コンテキストメニューに共有 App では実行できない [共有] および [名前変更] 操作が表示される。
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[iPhone 上] または [iPad 上] 画面でカスタム App 以外のファイルを長押しすると、コンテキストメニューに [開く] 操作ではなく [サインイン] 操作が含まれる。
値一覧
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値一覧を使用したオートコンプリートが設定されたフィールドをタップしても値一覧が表示されない。
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FileMaker Go ユーザがすべての値一覧を変更できるアクセス権セットでサインインしても値一覧に項目を追加できない。
オブジェクトフィールド
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オブジェクトフィールドからオーディオ録音を開始する際、プロセスを一度キャンセルしてから録音を再開する必要がある。
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iPad で CSV ファイルをコピーしてオブジェクトフィールドにペーストする際、ファイルではなく CSV ファイル内のテキストがフィールドにペーストされる。
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オブジェクトフィールドをタップして写真 App から追加する写真を選択した後、FileMaker Go が応答を停止する場合がある。
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オブジェクトフィールドのビデオファイルがフィールドに埋め込まれて再生を開始するように設定された場合、ビデオがフルスクリーンで開始される。
オンスクリーンキーボード
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Enter を使用して数字フィールドから移動すると、オンスクリーンキーボードが消えて再び表示される。
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オンスクリーンキーボードの表示オプションが無効になっている場合でもマスク付き編集ボックスフィールドでオンスクリーンキーボードが誤って表示される。
一般
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iCloud にサインインしていない場合、[iPhone 上] または [iPad 上] 画面にファイルアイコンが表示されず、デバイス上の FileMaker Go にファイルを転送できない。
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低電力モードやメモリ不足などの特定の条件で、FileMaker Go 内からのカメラを使用した写真の撮影やオブジェクトフィールドへのイメージやファイルの挿入などの操作により一部のレイアウトオブジェクトが表示されなくなる。
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JPG に変換されてインポートされた HEIC イメージが誤って HEIC イメージでエクスポートされる場合がある。
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システム通知が無効の場合、 [ローカル通知の構成] スクリプトステップの実行に失敗してスクリプト引数の NotificationNotAllowed 値の送信に失敗する。
バージョン 20 – FileMaker Go 2023
このソフトウェアは FileMaker Go をバージョン 20.3.1 に更新して、機能強化、および問題を修正します。変更の詳細については、FileMaker Pro リリースノートを参照してください。
機能強化
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パフォーマンスを向上させるために、データベースエンジンがリレーションシップをキャッシュして依存関係を評価するようになりました。
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OmniOrb はバージョン 4.3.0 に更新されました。
修正された問題
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オブジェクトフィールドからオーディオ録音を開始する際、プロセスを一度キャンセルしてから録音を再開する必要がある。
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[お気に入り] タブと [最近使った項目] タブを何度も切り替えるとタブのタイトルが表示されなくなる。
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iOS 17、iPadOS 17: オブジェクトフィールド内でビデオ再生を開始した後、別のレイアウトに切り替えるとビデオが左上隅に表示される。ビデオ再生は非表示のまま継続され、元のレイアウトに戻るとオブジェクトフィールド内に表示されるようになりました。
このソフトウェアは FileMaker Go をバージョン 20.2.1 に更新して、新機能を追加および問題を修正します。変更の詳細については、FileMaker Pro リリースノートを参照してください。
ソフトウェア詳細
このソフトウェアはバグやさまざまな互換性の問題を修正します。FileMaker Pro で修正された計算、スクリプトトリガ、スクリプト実行の問題は FileMaker Go でも修正されました。FileMaker Pro リリースノートを参照してください。
新機能および機能強化
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iOS 16: GetLiveText 関数がさらに日本語 (「ja-JP」)、韓国語 (「ko-KR」)、ウクライナ語 (「uk-UA」) のロケールをサポートするようになりました。
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オブジェクトフィールドへの PDF のペーストがサポートされるようになりました。
修正された問題
Apple でサインイン
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[メールを非公開] オプションが選択されていると、非アクティブな FileMaker アカウントを入力しても Apple でサインインすることができる。
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Apple の確認コードを入力またはペーストするとき、コードフィールドのテキストが正しく動作しない。
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iPhone を横向きモードから回転させると、一部の Apple ID 確認コードのエントリが表示されない。
オブジェクトフィールド
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クイックタップを使用してオブジェクトフィールドにファイルを挿入すると、FileMaker Go が予期せず終了する。
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iOS iCloud Drive が無効になっている場合、オブジェクトフィールドにファイルをインポートできない。
表示
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バックグラウンドのウインドウ内の Web ビューアが更新されると、バックグラウンドのウインドウに誤ってフォーカスが移動する。
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垂直方向に中央揃えされたフィールドがデータ入力中に誤って上部に配置される。
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日付フィールドをアクティブにすると横向きの iPad でキーボードが使用できない。カレンダーのドロップダウンのみが表示される。
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ドロップダウンオブジェクトの幅が 31pt より小さい場合、オブジェクトがドロップダウンオプションを表示しない。
デバイスロック
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共有ファイルのアカウントとパスワードの入力中にデバイスがロックされると、FileMaker Go が予期せず終了する。
iOS App SDK
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iOS App SDK バンドルバージョンの文字列が間違っている。
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iOS App SDK でコンパイルされた App が「App Store Connect 処理エラー: 不完全なドキュメントタイプの構成」というエラーで失敗する。
今後廃止予定の API、技術、または機能
FileMaker Go の進化に伴って、サポートされる技術、API、および機能の一覧に変更が生じる場合があります。この進化の一環として、特定のオペレーティングシステムのバージョン、ハードウェア、および機能が廃止になる場合があります。廃止予定になっても項目がすぐに削除されるわけではありませんが、廃止予定の技術は製品の今後のバージョンで取り除かれる可能性があるため、これらの技術からソリューションを移行する必要があります。
廃止予定の API、技術、および機能の最新情報については、ナレッジベースを参照してください。
詳細については、FileMaker Go ヘルプ、その他のマニュアル、およびサポートリソースを参照してください。