FileMaker Pro 11以前のデータベースの変換
FileMaker Pro 11 およびそれ以前のバージョンで作成したファイルを FileMaker Pro 12 で使用するには、ファイルを FileMaker Pro 13 形式に変換する必要があります。
ファイルを変換すると、FileMaker Pro では「Conversion.log」ファイルが作成され、変換の状況や、変換プロセスで発生する可能性のある問題を確認することができます。
ファイルを変換する際は、
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手動での修正が必要な場合があります。変換されたファイルで、正しく変換されていない項目を修正しなければならない場合があります。場合によっては、元のファイルの項目を修正してからファイルをもう一度変換する必要があります。ファイルを変換した後に、「Conversion.log」ファイルで、修正が必要な項目がないかどうかを確認してください。
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変換されたファイルをテストする必要があります。「Conversion.log」ファイルには、ファイル内で修正が必要な一部の項目が示されない場合があります。変換されたデータベースソリューションを使い始める前に、ソリューションを十分にテストしてすべての項目が正しく変換されていることを確認してください。たとえば、すべてのスクリプトが意図したとおりに動作することや、アカウントとアクセス権セットによって必要なファイルのセキュリティが提供されていることを確認します。
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変換されたファイルサイズが元のファイルよりも大きくなることがあります。 変換プロセスの一部によってデータベースのファイルサイズが増加します。サイズの増加は通常あまり大きくありませんが、増加の程度はファイルによって異なります。ファイルの変換前に十分な空き容量があることを確認してください。
この章では、次のファイルの変換の基本について説明します。
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データベースの変換に関する詳細は、FileMaker ナレッジベース(filemaker-jp.custhelp.com)を参照してください。
FileMaker Pro Advanced を使用している場合は、ファイルを変換した後、複数のファイルを1つのファイルへテーブルを統合できます。テーブルスキーマのコピーまたはインポート(FileMaker Pro Advanced)を参照してください。
メモ  スナップショットリンクは変換できません。対象レコードが含まれるデータベースを変換してから、スナップショットリンクを作成し直す必要があります。
このセクションのトピック
変換の概要
1つのファイルの変換
複数ファイルの一括変換
「Conversion.log」ファイルの確認
バージョン 7.x より前の FileMaker Pro データベースの変換
変換の問題のトラブルシューティング
ユーザ辞書の情報の保持
レイアウトの変換方法
レイアウトモードの変更および改善 (FileMaker Pro 12)