リレーションシップグラフについて
リレーションシップグラフでテーブルを操作する場合、テーブルを使用してデータの仮想表を構成していることになります。リレーションシップグラフの各テーブルオカレンスは、データの別個の仮想表を表します。2つのテーブルを連結する場合は、2つの既存の仮想表を利用して、データを表示する3つ目の方法を作成します。たとえば、請求書 ID と顧客情報を保存する「請求書」テーブル、および各請求書の各品目名に対して製品注文を保存する「品目名」テーブルがある場合、「品目名」テーブルのデータを請求書レイアウト上に表示するには、2つのテーブル間にリレーションシップを作成する必要があります。
リレーションシップグラフでは、任意の2つのテーブル間にリレーションシップを作成することができますが、テーブル間を循環する(閉じたループの)リレーションシップを作成することはできません。つまり、各リレーションシップには開始テーブルと終了テーブルが必要で、これらは異なるテーブルでなければなりません。
各リレーションシップはそれぞれ特定の条件を表すので、リレーションシップではコンテキストに注意する必要があります。コンテキストとは、リレーションシップを評価する基準となるグラフ内のポイントです。グラフが循環することはないため、グラフの各ポイントでは、データの異なる表示が提供されます。
メモ
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FileMaker Pro  では、リレーションシップグラフ内で循環を作成することはできないため、循環を作成しようとすると、固有の名前を持つ新しいテーブルオカレンスが生成されます。この新しいテーブルオカレンスは、グラフ内の他のテーブルオカレンスと同様に機能するため、新しいリレーションシップを使用して操作を続行することができます。詳細についてはリレーションシップグラフへのテーブルの追加を参照してください。
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他の FileMaker Pro ファイルおよび ODBCデータソースからのテーブルをリレーションシップグラフに追加することができます。ODBC テーブル内のデータをインタラクティブに使用する方法の詳細については外部データソースへのアクセスを参照してください。
関連項目 
リレーションシップについて
データベースの計画
リレーションシップの照合フィールドについて
リレーションシップの作成