ファイルが損傷していることが示された場合は、まず最適化コピーの保存を試みます。 これはすべてのデータをコピーし、データベースのツリー構造を再構築します(
最適化コピーの保存を参照してください)。ファイルを開けない場合でも、[詳細修復オプション] ダイアログボックス(以下を参照)を使用して最適化コピーを作成できます。ファイルの損傷が激しく、開いたり使用したりできない場合、[修復] コマンドを使用して FileMaker Pro で出来る限り多くのデータを復元し、新しい修復されたファイルを作成できます。
[修復後のファイル名] ダイアログボックスが表示されます。ファイル名 (Windows) または
名前: (Mac OS)に対し、元のファイル(損傷した)ファイル名の後ろに
(修復)が追加されて表示されます。
修復の設定を変更するには、[詳細オプションの使用] を選択するか、[
指定...] をクリックし、オプションを設定して、[
OK] をクリックします。詳細修復オプションについては、
詳細なファイル修復オプションの設定を参照してください。
Recover.log ファイルが、タブ区切り形式で別のウインドウで開かれます。列の左から右に、修復が行われた日付、時刻、時間帯、ファイル名、エラー数、修復イベントの説明が示されます。さらに詳しく検査するため、このファイルを保存したり印刷したりできます。ウインドウを閉じます。
ファイルが修復されると、ステータス情報が表示されます。表示される情報は、修復操作の結果および使用したオプションによって異なります。次の表は、修復可能な各データベースコンポーネントで表示される可能性のあるすべての結果を示します。詳細については、
詳細なファイル修復オプションの設定を参照してください。
多くの場合、正常に修復されたデータベースは元のデータベースよりも大きくなります。これは、データベースが修復されるときに新しいディスクブロックが割り当てられるためです。たとえば、フィールドごとに、またレコードごとに索引を作成していくと、データの配置が元のファイルとは異なる(または大きくなる)可能性があります。
ファイルを修復した後、修復したファイルから最新のデータを元のファイルのバックアップコピーにコピーします。修復したファイルではなく、そのファイルを使用するのがもっとも安全な方法です。