停電、ハードウェアの故障やその他の要因により FileMaker Pro のデータベースファイルが損傷する可能性があります。修復機能を使用して損傷ファイルを修復できる場合もありますが、重要な FileMaker Pro ファイルについては必ず定期的にバックアップを行うことをお勧めします。
標準の FileMaker Pro の保守は次の2つの方法で実行することができます。
ファイルの損傷の原因を理解するには FileMaker Pro のデータ管理方法について知っておくと便利です。
FileMaker Pro は基本的にディスクを使用するアプリケーションであるため、ファイルを開いたときにデータベース全体を RAM に読み込む必要はありません。したがって、データは必要に応じてハードディスクから RAM に、RAM からハードディスクに転送されます。ファイルを使用すると、更新されたデータが RAM のデータバッファからハードディスクに書き込まれます。ファイルの損傷の最大の原因は予期せぬ原因によるアプリケーションの終了です。このようなアプリケーションの終了はハードディスクの更新時以外に起こることが多いため、次回にデータベースを開いたときにファイルが正しく保存されているかどうかの
一貫性チェックが実行されて、通常ファイルは問題なく開きます。しかし、この終了がハードディスクへの更新中に発生した場合はファイルの
修復が必要になることがあります。